これが僕の回答である。1995‐2004

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  • サイズ B6判/ページ数 299p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784901873116
  • NDC分類 778.77
  • Cコード C0074

内容説明

決定版!「攻殻機動隊」から「イノセンス」まで、監督自身による語り下し。タランティーノ、キャメロン、ウォシャウスキー兄弟ほか、世界が敬愛する偉大な映画監督、押井氏の9年間の軌跡を全収録!幻の超大作『G.R.M.』についての秘蔵インタビューも掲載。

目次

第1章 二十世紀末アニメとテクノロジーへの回答―『攻殻機動隊』から『G.R.M.』まで(インタビュー『攻殻機動隊』公開前夜一九九五年;二十一世紀のアニメトロジー;動物と映画のアヤシイ関係 ほか)
第2章 映画監督としての回答―ビルボード一位、『アヴァロン』、カンヌまで(インタビュー『アヴァロン』『G.R.M.』を振り返る二〇〇〇年;テレビはもはやドラマ王国ではない;「期待値」がつくり上げた華やかな生活 ほか)
第3章 映画を取り巻くモノたちへの回答―『ミニパト』から『イノセンス』まで(インタビュー『イノセンス』と、想いを残すということ二〇〇三年;連載再開によせて;勝敗論に徹するということ ほか)

著者等紹介

押井守[オシイマモル]
1951年、東京都生まれ。映画監督。タツノコプロダクション、スタジオぴえろを経て、1984年よりフリー。『機動警察パトレイバー』、『攻殻機動隊』等、代表作多数。斬新な演出を駆使した映像で、常に世界の注目を浴びる。国内外を問わず、多くの映像作家に影響を与えている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Hatann

6
攻殻機動隊を公開したのち続編のイノセンスに着手中までの映画監督としての思考の過程を素描する。押井守のアニメ制作のスタイルは「レイアウトシステム」と名付けられ、共同作業にて監督の考える画面を偶発性に頼らず忠実に最終画面に反映させることを目的とする。スタッフとの共有のため、監督はたくさんの本を読んで、突き詰めてイメージを言語化し、全てのカットにロジックを与える必要がある。他方、イノセンス製作時には、ロジックの限界を視野に入れつつ「身体性」「想い」という要素に真っ向から向き合ったという。それ故の傑作なのだろう。2022/01/17

カザリ

4
なるほどな、と思う部分もあったんだけど、2004年以降アニメ業界もデジタル技術もなにより、情報テクノロジーも激変しているから、押井さんの言っていることも、隔世の感ありだと思うので、なんとも。。ちょっと物足りない感があった。有る意味、まさに2004年現在の発言で普遍性が少ない話だったかな。2013/07/20

Kamisama

2
「自分が映画をつくる前には、『映画』は存在しなかったんだという強い想い、自分がつくるものこそが最初の映画になるという確信があって、初めてその映画は生み出される意味をもち得る。つくり手にそういう強い想いがないものは、映画に限らず、なんであっても無意味だと僕は思う」2013/04/17

なつのおすすめあにめ

1
押井監督は、【映画】監督なんだ!【アニメ】とか【実写】とかじゃなくて、【映画】。【ドラマ】じゃなくて、【映画】。【CG】とか【手描き】とかじゃなくて、【映画】。【演出】も【演技】も、その全ては【映画】のため。【映画】のための【映画】。とにかく【映画】なんだ!!……と、そんなことがわかる(ような気がする)内容の本でした。【映画】から少しだけ離れた話題も十分面白いですが。2013/03/17

ubon-ratchat

1
デジタル映画技術のコアを正確に見抜いてる点に震える……!2010/11/12

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