内容説明
戦争は勝つことが良しとされてきたが、本当にそうなのだろうか?敗戦国のほうが死傷者は少なく、戦後の復興も順調なのはなぜだろうか?本書は、その理由を解明しつつ、戦争に負けるための実践的方法を説き、すべての戦争論を根底から覆すまったく新しい視点を与えてくれる。
目次
第1章 なぜ敗北すべきなのか
第2章 敗北なかりせば勝利なし
第3章 敵をつくるための負の外交政策
第4章 国の景気を悪化させる
第5章 社会を引き裂く
第6章 負けるための軍隊
第7章 勝たない戦略、負ける戦術
第8章 戦場における正しい降伏と投降
第9章 もし勝ってしまったら
第10章 快適な収容所生活のために
著者等紹介
ツァバル,シモン[ツァバル,シモン][Tzabar,Shimon]
1926年イスラエル・テルアビブ生まれ。ハガナ、エッツェル、レヒといった過激派組織を渡りあるいたテロリストで、第2次世界大戦前のパレスチナで対英攻撃に従事した。イスラエル建国後は、第1次~第3次中東戦争にも加わった。現在はロンドンでジャーナリストとして活動するかたわら、アマチュア菌学者としてアセタケとフウセンタケを専門に研究している
藤井留美[フジイルミ]
翻訳家
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感想・レビュー
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kingbluesmasa
1
そらそうやけど、多くの一般市民の犠牲はどうなるの?2016/03/13
てつてつ
0
近隣国との領土のお話が出てからたまたま手にとりました、表紙買いとでもいいましょうか(自分もパロディかなと・・) 戦勝国と降伏国の死者数差に唖然とさせられ(原爆が使われた以後については?ではあるが・・)過去の征服者が同じような教訓を述べている事実に納得せざるをえません。 ふと、近世の戦争での民間人の犠牲者はカウントされていないのかなぁ!とも考えましたが・・・負けるが勝ち 深いです。2012/09/29
真水
0
再読。タイトルは笑うが内容は思わず頷きたくなる。けど戦争はヤダわ。2011/10/07