鎮魂・世界貿易センタービル

鎮魂・世界貿易センタービル

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  • サイズ A4判/ページ数 1冊(ペ/高さ 21X26cm
  • 商品コード 9784901706001
  • NDC分類 748
  • Cコード C0072

出版社内容情報

●29歳で夭折した「世界貿易センタービル」その誕生から、光輝く姿を撮り続けたビルの表情!
カムバック!「NYの記憶、世紀の記憶」
●NYのシンボル、繁栄の鏡だったWTCビル。1968年以来、更地風景から鉄骨組み立て、そして輝くビルになるまでを撮り続けた日本人カメラマン・佐藤秀明の記録!
ニューエコノミーの象徴として生まれ、悲劇の最後をとげた世界貿易センタービル。巨大な二つのビルのあっけない崩壊は、ある意味でテロ以上に深いショックを与えた。本書では、古いビルを解体し、整地した跡にビルが建ち上がっていく成長過程と、当時この地区に住んでいた人々の表情や生活をオーバーラップ。ベトナム反戦運動、ヒッピー、訓練をする消防士、工事現場に立つ人、わびしげに散歩する老人など、そこにはあの時代特有のアメリカの姿と著者の青春があった。夢と熱と正義が信じられた時代。ビルが29年の生涯を閉じた今、本書は、我々が巨大なシンボルを喪失した大きな意味を問いかける。写真集の枠を越えた貴重な記録である。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

姉勤

24
消失。今は無いワールドトレードセンターのツインタワービル。アメリカの力の象徴として様々なシーンで使われてきた。1960年代に建設が始まり、1972年より、移り変わるニューヨークの人々街並みを見下ろし、立ち続けてきた。移民という、それぞれの故国を追われた人々が、モザイクのように棲み分けた新天地。今度こそ追われぬよう、何が何でも守るべき居場所のため、時に問答無用に外に牙を向ける。そしてその代償として2001年9月11日嘘にように崩れ去った。まさにそんな未来が嘘の様な、かつてのニューヨークが切り取られた写真集。2015/12/27

Yasutaka Nishimoto

1
同時多発テロで崩れ去ったWTC。その建設の様子が日本人カメラマンによって記録されていた。後にランドマークにもなるこの風景が、 いまはもう見られない。2016/03/07

よし

0
片岡義男さんとの共著で知った佐藤秀明さんの写真集です。WTCがつくられていた頃の写真が中心で当時のNYの雰囲気が伝わってきます。建築家の黒沢隆さんの文もとても興味深く読むことができました。2010/01/18

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