内容説明
われわれが現実の社会とのかかわりの中に一歩踏み込み、哲学と向かい合って自覚的に「生きる」ということ、そして実践をとおして哲学を「使いこなす」ことの意義を、さまざまな経験を問うことにより明らかにする。
目次
第1部 諸哲学を生きる(アリストテレス;ヘーゲル哲学の思考法―反省・直観・思弁;キルケゴール―真理とは生きることのなかにある)
第2部 哲学を学ぶこと(哲学でフィールドワークする)
第3部 哲学の諸問題(技術の人間学;「オーバーラップ」の芸術学―感性の歩みにむけて;状況に“しかるべく”応じた行為)