ノモンハン秘史 (新書版)

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  • サイズ B40判/ページ数 277p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784901622912
  • NDC分類 916
  • Cコード C0231

内容説明

ノモンハン戦を指揮した伝説的軍人の衝撃の手記!!潜行先から書き送った「辻政信遺書」公開!!

目次

1 眼と眼
2 歯と歯
3 誇る伝統
4 ノモンハンは何処ぞ
5 一勝一敗
6 拡大の責は何人ぞ
7 敢戦苦闘
8 フラルキ爆撃さる
9 第六軍の戦場統帥
10 骨を曝して

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

駄目男

6
作戦の神様と言われた辻参謀に対するイメージはあまりよくない。一読して、評価が変わったかと言われれば分らない。経歴を見て思うのは常に独断専行。果たして私の間違いなのであろうか。マレー、フィリピン、ポートモレスビー、ガダルカナル、ビルマと行く所、常に膨大な死者が出る。ともあれ、ノモンハン事件。通説では圧倒的に優れたソ連の機械化部隊と戦い、貧弱な装備ゆえに肉弾攻撃を挑み、前代未聞の敗退を重ねたように言われ責任をとって自決した将校が出たということを漏れ聞いているが、最近の調査では実情は違うという説もあるらしい。2017/03/20

路地裏のオヤジ

4
確かに大惨敗ではなかったということは、そうなのかもしれない。軍はジューコフも言っているので軍は精強だったのだろう。でも、だからといって、国際情勢を見極め、精神論だけでは勝てないという反省をしなかったとことが、破局の道へつながったことは否定できないのではないだろうか。2020/09/28

Yoshiteru Hayashi

2
五味川純平の『ノモンハン』、半藤一利の『ノモンハンの夏』を読んでいたので、元大本営参謀の辻政信の『ノモンハン秘史』を図書館で発見し、即借り受け読了しました。 ソ連崩壊後の情報公開に関して国際政治学者の福井雄三氏が前書きで解説している部分(平成21年6月)で実はソ連軍の人的量的被害が想像を絶するものであったことを知り、この事件の実相を新たにしました。2020/08/24

2
世に言われるノモンハン事件の説明がいかに歪んだものであるかが分かった。ただ、大本営と関東軍との主導権争いはいかにも日本的で、大東亜戦争敗戦の一因であったに違いないと思う。2017/02/03

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