寺子屋新書<br> ヴィゴツキー入門

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ヴィゴツキー入門

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  • サイズ 文庫判/ページ数 208p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784901330602
  • NDC分類 140.1
  • Cコード C0211

出版社内容情報

「心理学におけるモーツァルト」と称され、「繊細な心理学者、博識な芸術学者、有能な教育学者、たいへんな文学通、華麗な文筆家、鋭い観察力をもった障害学者、工夫に富む実験家、考え深い理論家、そして何よりも思想家」と評される、ロシアの天才的心理学者ヴィゴツキー。
近年、アメリカをはじめ西欧などで再評価が高まり、脚光を浴びるなか、日本でも再び、心理学・教育学の両面でヴィゴツキーの学説への注目が集まってきた。本書は、そのヴィゴツキー理論の全体像をわかりやすくまとめたはじめての入門書である。

第1章 心理学におけるモーツァルト
第2章 新しい心理学方法論の探究
第3章 話しことば・書きことば・内言の発達
第4章 生活的概念と科学的概念の発達
第5章 思春期の心理
第6章 芸術教育論9
第7章 障害児の発達と教育
第8章 教育における環境と教師の役割

 ロシアの天才的心理学者ヴィゴツキー(一八九六 一九三四年)の心理学・教育学説への関心は、最近、欧米諸国でますます高まってきています。(中略)
 没後七〇年たったいまもその魅力が衰えず、むしろより注目され評価されてきているのは、ヴィゴツキー学説にこのような現代性があるからです。
 本書は、そんなヴィゴツキー学説の魅力とその現代的意義をできるだけ多くの心理学・教育学の学生や、現場の教師、教育研究者たちに知ってほしいと思ってまとめた入門書です。
 ヴィゴツキー学説の真髄を味わうためには、もちろん彼の著書に直接あたることが必要ですが、その前に、ヴィゴツキー学説の全貌を本書で大まかにつかんでおいたほうがより効率的で、わかりやすくなるだろうと思います。どうぞ、まず手にとって、この門を開いてみてください。

「心理学におけるモーツァルト」と称されるロシアの天才的心理学者ヴィゴツキー。近年、アメリカをはじめ西欧などで再評価が高まり、脚光を浴びるなか、日本でも再び、心理学・教育学の両面でヴィゴツキー学説への注目が集まってきた。発達における教育の役割を重視し、最近接領域の概念を提唱。

内容説明

「心理学のおけるモーツァルト」と称され、「繊細な心理学者、博識な芸術学者、有能な教育学者、たいへんな文学通、華麗な文筆家、鋭い観察力をもった障害学者、工夫に富む実験家、考え深い理論家、そして何よりも思想家」と評される、ロシアの天才的心理学者ヴィゴツキー。近年、アメリカをはじめ西欧などで再評価が高まり、脚光を浴びるなか、日本でも再び、心理学・教育学の両面でヴィゴツキーの学説への注目が集まってきた。本書は、そのヴィゴツキー理論の全体像をわかりやすくまとめたはじめての入門書である。

目次

第1章 心理学におけるモーツァルト
第2章 新しい心理学方法論の探究
第3章 話しことば・書きことば・内言の発達
第4章 生活的概念と科学的概念の発達
第5章 思春期の心理
第6章 芸術教育論
第7章 障害児の発達と教育
第8章 教育における環境と教師の役割

著者等紹介

柴田義松[シバタヨシマツ]
1930年、愛知県生まれ。名古屋大学教育学部卒。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。1961年、女子栄養大学、1975年、東京大学教育学部、1990年成蹊大学文学部教授を経て、東京大学名誉教授。日本教育方法学会代表理事。総合人間学研究会代表幹事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

紫羊

23
ヴィゴツキーの天才ぶりには驚くばかり。彼の功績は内言外言で有名な言語の発達だけではない。しかも、同じ年に生まれた論争相手のピアジェが長寿に恵まれたのとは対照的に、ヴィゴツキーはその半分にも満たない37歳で亡くなっている。この本は、ヴィゴツキーの生涯をたどりながら、代表的な論説を簡潔に説明している。2024/01/09

禿童子

21
ロシア革命後から1934年まで活躍したロシアの「心理学のモーツァルト」と呼ばれたヴィゴツキーの短い人生を点描するとともに、主な主張を概観する新書。没後、ヴィゴツキーの論文・著作は封印されたが、1960年代のスターリン批判後に再評価されてヴィゴツキー・ルネッサンスという言葉もささやかれたらしい。ヴィゴツキーの本領は児童心理学にあり、心理学の教育への応用という点では今でも有用と思う。簡単にできる課題ではなく、少しレベルが高い課題を解くことが子供の能力を発達させるという教育の最近接領域のアイデアは興味ぶかい。2019/04/26

rigmarole

16
印象度B+。ヴィゴツキーの洞察力は実に驚きに値します。彼の科学的概念の学習に関する理論や経験主義的構成主義に対する批判は、体系としての科学を教える意義を重要視する私の理科教育観に自信を与えてくれましたし、子ども中心主義に対する違和感を説明してくれました。彼の著作を更に読みたいところですが、(訳が悪いのか)難解かつ長大だそうですので、どこまで読めるでしょうか。著者は所々で彼を援用して日本の教育・文化を批判しています。素人の分際で言うのも僭越ですが、私には著者が彼の理論を拡大解釈しているように思われました。2021/05/29

りょうみや

14
教育心理、社会構成主義の面からヴィゴツキーに興味を持ち読む。原書はかなり難解らしいが、本書はヴィゴツキーの主要な理論全般を分かりやすくまとめてくれているように思える。発達の最近接領域の理論が有名だが、やはりこの理論がシンプルかつ一番のキモで深く理解しておきたい。2019/03/09

しろきいろ

4
Kindle版。最近読んだ本の中で立て続けに名前を見かけて気になって入門。すごいなぁ進化心理学とかが生まれる前にこんな視点でヒトを見てた人がいたなんて。日常の些細な手がかりから思わぬ理論が完成するような、天才の思考と情熱に触れられた気がします。ちょっと新書にしては文章が難しいのですが、著者のヴィゴツキーへの敬愛に溢れていてとても良き入門書だと思いました。2019/03/31

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