内容説明
男の子に生まれればよかった！ローズ・リタは心から思った。デートやダンスなんてまっぴら。そのうえ、親友のルイスまでボーイスカウトのキャンプで留守なんて。そんな彼女をなぐさめるため、魔女のツィマーマン夫人が、死んだいとこがのこした農場を見にいこうとさそってきた。死ぬまえに“魔法の指輪”を見つけたらしい。やがて農場についたふたりのまえに、指輪をめぐる奇妙な事件が次々と起こり、ついにはツィマーマン夫人までがどこかに消えてしまった！主人公のルイスにかわり、勇敢で魔法好きの少女ローズ・リタが、ひとりで悪に立ちむかう人気シリーズ第３弾。
著者等紹介
ベレアーズ，ジョン［ベレアーズ，ジョン］［Ｂｅｌｌａｉｒｓ，Ｊｏｈｎ］
『霜のなかの顔』（ハヤカワ文庫ＦＴ）など、ゴシック・ファンタジーの名手として知られる。１９７３年に発表した『壁のなかの時計』（アーティストハウス）にはじまるルイス少年シリーズで、一躍ベストセラー作家の仲間入りを果たした
三辺律子［サンベリツコ］
英米文学翻訳家。聖心女子大学英語英文学科卒、白百合女子大学院児童文化学科修了、現在、同大学児童文化研究センター研究員
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
giraffer SACHIヽ(*^^*)ノ少しずつですが毎日読んでます!
15
このシリーズ、主人公のルイス、一緒に住むおじのジョナサン、隣に住む ほとんどいつも一緒に過ごしているツィマーマン夫人と2巻からルイスの親友になったローズ・リタと悪役プラス脇役少々という少ない登場人物で話が進んでいくのだけど、今回はルイスとおじさんも脇へ－。本の装丁も、ツィマーマン夫人の持ち物カラー、紫で。3巻目にして初のハラハラドキドキ。2巻で大きな魔法の力を失ったツィマーマン夫人が悪い魔女に捕まったかもしれない。ジョナサンおじもいなくて、ローズ・リタは一人でツィマーマン夫人を助けなければならないのだ！2015/10/07
奥山 有為
4
内容忘れてた、面白かった。2020/01/29
スカーレット
3
主人公そっちのけで女子組大活躍～！ローズ・リタの心情が思春期ですねぇ～♪。ツィマーマン夫人が従兄弟さんの農場を相続することに・・・。夏休みにローズ・リタと冒険旅行。2018/11/04
Theodore
1
ツィマーマン夫人とローズ・リタが活躍する第３巻。ルイスと～と名付けられた副題とは異なり、今回はルイスの出番がほとんどなく、序盤と最後のシーンで少し登場するのみなので、これまでのシリーズで主人公嫌いになった方にもお勧め。また、敵味方合わせて女キャラの登場比率が高いので、女性の活躍を求める私にも嬉しい内容だった。ただ、あちこちで描写されている女としての生き方に否定的な部分には賛同できないが。2009/12/31
くまむ
0
ルイスと魔法使い協会の3巻、「魔法の指輪」です。 今回は、従兄弟の農場を相続することになった、ツイーマン夫人とローズ・リタが主人公です。 巻が進むごとに面白くなってきて、すっかりとハマってしまいました 今回は、特に、魔法の指輪とはどんなものなのかとか、翌年には13歳ということでティーンエイジャーの仲間入りをするローズ・リタの複雑な心情などが描かれています。 いやいや、とても堪能しました♪2013/10/21
