夏の終わりに

夏の終わりに

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 223p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784900845404
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

夏の終わりのスコットランド―澄んだ空気と、深く碧い湖。ヒースの草原を渡り鳥が横切るころ、秋風が冬の足音をはこんでくる。広大なスコットランドを舞台に描かれる夏の日の恋のゆくえ―せつなく胸にせまる愛の物語。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

小梅

74
去年のこの時期に「九月に」を読みました。今年はピルチャー作品2作目のこちらを。スコットランドの空気や風の匂いまで感じられて大好きです。2016/10/07

帽子を編みます

39
再読でした、題名だけでは覚えていなかったです。引っ掛かりもなく、すいすい読めます。ピルチャーの世界、スコットランド、湖、草原、湿気を帯びた空気、猟犬たち。居心地のいい部屋、家具、美味しい食べ物。繰り広げられる人間模様は愉快なだけではなく、ほろ苦く悲しいけど、最後に誠実な人との道が開けて良かった。祖母の悲しみ、夫、息子、孫、魅力的で破滅型の人間、酷薄で自らのために他人を切り捨てるのをためらわない者たち。似た人を思い出します。2020/11/26

メル

14
穏やかで、優しくて温かい、こんな本を読むのは久しぶり。特に事件という事件も、冒険もないけど穏やかで繊細な文体が好き。作家読みします。2017/06/09

ぱせり

13
美しい舞台の上の、ちょっと古風でロマンチックなおとぎ話、と思いました。物語よりも風景の美しさ、住まいの調度や庭などの描写が素敵だった。「どんなところに住み、どんな本を読み、どんな絵を飾っているのか知るまでは、その人をほんとうに知ることにはならない」との言葉に、なるほどと思ったのでした。2010/09/10

ユーさん

11
家族小説・カントリー小説かな?これと言った特徴は無い感じがしましたが、それがこの作者の特徴かも知れませんね。人物描写は非常に素晴らしいと思います。2016/08/01

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/44842
  • ご注意事項