王家衛(ウォン・カーウァイ)的恋愛

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  • サイズ B6判/ページ数 207p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784900785267
  • NDC分類 778.222
  • Cコード C0095

内容説明

デビュー作『いますぐ抱きしめたい』から『2046』、そして最新作『若き仕立屋の恋』まで。王家衛作品を縦横に読み解くことで、恋愛と記憶/忘却について考える。

目次

序章 「独身者」とは誰か?
第1章 王家衛的時間―記憶・歴史・反復について(王家衛的歴史―『2046』と非常識な時間;恋愛と反復1―「日付」と「殺し文句」を巡って;恋愛と反復2―『ブエノスアイレス』と旅の反復可能性を巡って)
第2章 王家衛的恋愛―あるいは恋愛の「純粋形態」について(王家衛的恋愛―映画のポストモダンを巡って;恋愛の「世紀末」、「囚われ」の恋愛論)
第3章 王家衛的空間―外部の消滅について(王家衛的地理学;ポストコロニアル都市の未来へ)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hiratax

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ウォン・カーウァイ論集。香港とポストコロニアルをめぐる思考などとても心地よい。「恋する惑星」で、香港人なのはトニー・レオンだけで、ほかは金髪の女性は台湾、スチュワーデスはカナダ系広東人、北京語話者のフェイ・ウォンが広東語を無理くり喋り、金城武が複数の言語を操る。こうしたテキストを、カルチャー誌全般に書けていた90年代から00年代が、あるタイプの物書きにとっては幸福な時代だったのだなと。ネットで数千字のコアな文章を書ける商業媒体を欲するところ。2017/12/09

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