エリザベスは本の虫

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  • サイズ A4判/ページ数 1冊(ペ/高さ 28cm
  • 商品コード 9784900656352
  • NDC分類 E
  • Cコード C8767

出版社内容情報

 エリザベスは、ものごころついたときから本のとりこ。ままごとあそびやローラースケートなんか見向きもしないで、ひたすら本を読んで過ごします。大人になって気づいたときには、エリザベスの家の中は、どこもかしこも本だらけ。本の山は天井にとどき、ドアもふさがれてしまいます。いったい、どうしたらいいでしょう?
 ためらうことなくエリザベスは、なんと図書館をつくります!
 リズミカルな文章と繊細なタッチの水彩画で、いつの世にも変わらぬ読書の喜びをユーモラスに描いた素敵な絵本。
 小学校低学年から大人まで。日本図書館協会選定図書。

 これは実話です。すごい人生だなあと思います。
 コールデコット賞オナーブック『リディアのガーデニング』と同じ作者二人のコンビによる本作品は、サラのリズミカルな韻文調の文章と、デイビッドの淡い色彩とやわらかな線とコミカルな味わいの絵が、みごとに息があっています。

内容説明

エリザベスは、ものごころついたときから、本のとりこ。ままごとあそびやローラースケートなんか見向きもしないで、ひたすら本を読んですごします。読んで、読んで、読みふけった本の数々…大人になって気づいたときには、エリザベスの家の中は、どこもかしこも本だらけ。本の山はてんじょうにとどき、ドアもふさがれてしまいます。いったい、どうしたらいいでしょう?ためらうことなく、エリザベスがとった行動とは?リズミカルな文章と繊細なタッチの水彩画で、いつの世にも変わらぬ読書の喜びをユーモラスに描いた絵本。

著者等紹介

スチュワート,サラ[スチュワート,サラ][Stewart,Sarah]
アメリカ、テキサス州育ち。子どもの頃、やせっぽちで、近眼で、ひどい恥かしがりやだった。家にお客さんが来ると、ぬいぐるみとお気に入りの本をもって、クロゼットに逃げ込んでいた。ほかに、図書館と祖母の庭が、安心していられる場所だった。静かなところで一人で過ごすのが好きなので、今でも、庭と図書館は、お気に入りの場所である。夫のデイビッド・スモールと組んで、魅力的なキャラクターが登場する話題作を創っている

スモール,デイビッド[スモール,デイビッド][Small,David]
ミシガン州デトロイト育ち。少年時代の体験の中で、芸術家としての現在を作るうえで影響があった3つ。校外学習で訪れた美術館で見た、メキシコの画家ディエゴ・リベラの力強い壁画「デトロイトの産業」。X線技師だった父が働いていた病院の、一種独特な雰囲気の中で垣間見た生と死。春休みのたびに訪れた、インディアナ州の祖母の家。日中は戸外で過ごし、夕闇が迫ると、祖父と停車場に蒸気機関車を見に行った。現在、ミシガン州のセント・ジョセフ川の近くに妻とともに住んでいる。2001年『So You Want to Be President?』(Text Judith St.George)で、コルデコット賞受賞

福本友美子[フクモトユミコ]
1951年、東京生まれ。慶応義塾大学文学部図書館・情報学科卒業後、調布市立図書館に勤める。1980年よりフリーで選定・批評・編集・翻訳など、子どもの本に関するさまざまな分野で活躍中。自宅の仕事部屋は本の山である
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Hideto-S@仮想書店 月舟書房

128
人見知りでスポーツや女の子らしい遊びも嫌いなエリザベスは、まだ小さい頃から本が唯一の趣味で生きがいだった。とにかく、読んで、読んで、読み耽る。いきあたりばったりの性格で失敗もするけれど、本以外のことには大らかな気持ちでいられる。物欲や嫉妬からも自由で、ひたすら好きな読書に熱中し続けた……。超越した人生を選んだ女性がユーモラスに描かれている。リズミカルな訳も素晴らしい。バランス感覚って大過なく過ごすにはあった方が良いけど、突き抜けて何かを好きになる方が幸福指数は絶対高くなるよね。2003年10月初版。2016/05/07

シナモン

126
何よりも本が好き。読んで読んで読みふけり、本を読むのをやめられない。棚の上、部屋の隅、廊下…家中に積み上げられた本の山。エリザベス・ブラウンの素敵な人生。もう本好きにはたまりません。最高の一冊でした!2022/11/06

☆よいこ

86
絵本。本が好きなエリザベス・ブラウンの一生。こんな風に暮らせたら幸せだろうなぁ▽読むオタクと収集オタクは違うだろうけど、読む為にはある程度の収集は必要だからエリザベスの行動には頷ける

ぶんこ

70
著者の実在の友人がモデル。 字を覚えてからは、寝る間も惜しんで読書。 まるで私みたい。 エリザベスさんは私と違って本は買って読んでいたので、自宅が本で占領されてしまいました。 全部の本と、自宅を含む全財産を町に寄付!そこは町の図書館になりました。 どこが自分と似ているやら。 私は専ら買わずに図書館オンリーです。 町の人にかわって、私からエリザベスさんに「ありがとう(*^◯^*)」2015/12/01

アキ・ラメーテ@家捨亭半為飯

69
やせっぽちで赤毛のエリザベス。人見知りで本の虫。子供の頃から本の虫。大人になっても美容体操や掃除をしながらも読書するほど本の虫。軽快な訳文がススーッと入ってきてとっつきやすい。絵も美しくて積み上げられた本や、室内の装飾など細かく描かれている。エリザベスの手を大きく描いた絵で文章の説明が無くても年月の経過があらわされていたり。ラスト、これは本好き本の虫としては理想ですね。2016/05/18

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