出版社内容情報
足が短くて胴の長いダックスフントのオスカーは、「ウインナー」というあだ名で呼ばれて、いつも笑いもの。ハロウィーンの日、お母さんが作ってくれた仮装の服は、なんと「ホットドッグ」。オスカーは友達からさんざんにからかわれてしまいます。動きにくい服のせいで出遅れてお菓子ももらえず、みじめなオスカー。ところが、友達が怪物に襲われて大変! 背の低いオスカーは、そーっと低く怪物に近づいて倒しました。怪物は、肩車をした二匹のいたずらねこでした。友達を助けたオスカーは一躍ヒーローに変身! それからは、もう誰もオスカーをばかにしなくなりました。そう、「ウインナー」ではなく「ウイナー(勝者)」と認められたのです。
5歳くらいから。厚生労働省社会保障審議会推薦
子ども同士であだ名を呼んだり、軽い気持ちでからかったりする日常のひとこまで、一歩踏み込むといじめにいってしまう危ういところを、ユーモラスに、深刻にならずに表現しています。明るくて鮮やか、かっきりとした色彩と線で、楽しいハロウィーンの日の様子や、子どもたちの心理まで描いています。本国アメリカで圧倒的な人気を得ているピルキーが、全世界に共通のメッセージを込めて子どもたちに贈る楽しい作品です。
内容説明
足がうんと短くて、胴がうんと長い犬オスカーは、いつも仲間から「ウインナー」とからかわれて、うんざり。ハロウィーンの日、ほんとうのウイナー(勝利者)と認められたのは…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
24
ダックスフンドを飼っているおうちに是非おすすめしたい絵本です。おたまさんと自分も大笑い。でも、所詮我が家は猫飼いの家ですからねえ。ハロウィンコーナーより。2016/10/18
ヒラP@ehon.gohon
22
短足胴長のダックスフントのオスカーは、いつも他の犬にばかにされてばかりです。 姿かたちがいじめのきっかけになる話は、最後には仲良くなるのが常道で、その意味ではピッタリな絵本ではあります。 でも、オスカーのお母さんが準備した服にはついて言えば、どう考えてもNG ではないでしょうか。 あまりに自虐的なコスチューム、印象に残りました。2019/10/10
あおい
22
4年生の読み聞かせに使用。いつもウインナーとからかわれてるオスカー。ハロウィンでは怖い仮装をするはずがお母さんがホットドックの衣装を用意していて…。どの学年でもウケがいいこの季節絶対読みたい1冊。2015/10/20
たーちゃん
21
後ろで聞いていた夫も思わず笑ってしまう可愛さ(笑)息子は「犬だから泳げるもんね!助けてすごいね!!」と言っていました。2022/09/08
あおい
19
6年生の読み聞かせに使用。ウィンナーそっくりのダックス犬のオスカーが可愛いハロウィン定番本。子供達の反応もとてもよかったです。低学年の時にも読んだので覚えている子もいました。2017/10/17