落語は物語を捨てられるか

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落語は物語を捨てられるか

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  • サイズ B6判/ページ数 322p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784900076174
  • NDC分類 779.13
  • Cコード C0095

内容説明

落語が物語と離れられなくなったのは、江戸末期から明治にかけてであろう。文学と握手してしまった落語は、物語を得たかわりに、自由奔放で個性的な語り口を売り渡してしまった。むかしの落語家は、その日その日で、口から出まかせの、それこそ呪術めいた言葉を、たくみにあやつっていたに相違ない。

目次

落語は物語を捨てられるか
落語の演技
落語の技術
落語の芸談
現代東京落語の展望
寄席のなかの風刺
芸一筋に生きる姿
話す芸
志ん生の右手
円朝の時代
円朝と春団治
龍之介と円朝
勇と馬楽
落語とわたし
食べる芸
新劇寄席「演技」と「芸」を結んだ早野寿郎の演出
義太夫―大袈裟な芸
奇術芸のながれ―天一と天勝
当たり狂言の不思議
井上ひさしのコント
翫右衛門と赤平事件
マルセ太郎の芸
水芸と舞台
日劇花の50年
東京劇場散歩・新宿
青山通り劇場新地図
「本牧亭」の思い出
浪曲想い出話
木曜日のメッセージ