内容説明
人生が、映る。現代美濃紙漉き職人、十五人の肖像。ひとりとして同じ人がいないように、漉く紙も、それぞれに違う。職人の数だけ、紙がある。今。そして、これからの暮らしに使いたい。一枚一枚、丁寧につくられる美濃手漉き和紙、とっておきの話。
目次
紙の生まれるところ
紙をつくる人
美濃和紙観察記
紙をつかう
紙をデザインするということ
美濃和紙型録
美濃の町を歩く
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コサトン@自反尽己
2
写真や絵中心の構成ゆえ2時間ほどで一気に読めた。 今作は、美濃(岐阜)の和紙作りやその職人などを主に紹介した本。 美濃が和紙の里だということを、この本の存在を知るまでは知る由もなかった自分にとっては、内容の一つ一つが非常に勉強になり、和紙を知りたい思いを更に強くした。 和紙を生業とする家は減少したかもしれないが、決して年配者だけではなく、私とそう年齢の変わらない世代も、伝統を大切に継いでいこうとしているその現実に、いろいろと考えさせられるものがあった。 紙漉き…今年のうちに体験してみたい。【図】2010/03/13
MatsuNoHon
0
紙の里、美濃。 本美濃紙は、ユネスコ無形文化遺産に登録されている。 和紙が漉かれるようになった起源やこれまでの継承について。西洋紙が増えてきたことによる、事業者の減少。今の取り組み、これからの展望など。2018/11/21