内容説明
「21世紀はパーソナリティ障害の時代」と言われている。「他の障害の合併症」としても頻出するBPDは、実はその当事者が非常に多い障害。感情が不安定。怒りと親密さを短時間に行き来する。ベクトルが内部に向けば自傷行為、外部に向けば激しい怒り。本人も周囲もへとへとになってしまうBPDの原因から実践的コミュニケーション法にいたるまで、BPDのすべての疑問に答えた米国ロングセラー良書。福島学院大学星野先生のわかりやすい巻末解説付き。
目次
第1章 BPDの人たちが生きる世界
第2章 カオスと空虚感
第3章 BPDの原因
第4章 BPDを生みだす社会
第5章 理解と治癒
第6章 BPDの人々とのコミュニケーションを築く
第7章 よりよい治療を求めて
第8章 BPDの人たちに対応する
インタヴュー 「境界性人格障害の日本での状況とこれからの課題―その背景を見つめ、希望の光をもとめて」
補遺 ボーダーラインパーソナリティ症候群の発展・進化
著者等紹介
クライスマン,ジェロルド・J.[クライスマン,ジェロルドJ.][Kreisman,Jerold Jay]
精神医学者。世界を代表する境界性人格障害の研究の専門家。医学博士
白川貴子[シラカワタカコ]
国際基督教大学卒
星野仁彦[ホシノヨシヒコ]
1947年、福島県生まれ。福島県立医科大学卒業、医学博士。米国エール大学児童精神科留学、福島県立医科大学神経精神科助教授、福島学院短期大学教授などを経て、現在、メンタルヘルスセンター所長、福島学院大学福祉心理学部教授。専門は、児童精神医学、精神薬理学など。大学では精神医学や精神保健等の研究・講義のかたわら、精神科医としても、アダルトADHD、BPD他、多くの患者の治療に精力的にあたっている
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感想・レビュー
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