Ｗａｃ ｂｕｎｋｏ 定説だってウソだらけ

日垣 隆【著】

ワック（2008/07発売）

• サイズ B40判／ページ数 236p／高さ 18cm
• 商品コード 9784898315866
• NDC分類 304
• Cコード C0234

出版社内容情報

うっかり騙されてた人、激増中！
●生ゴミは土に良い●鳥インフルで人類破滅へ
●尻の穴まで除菌せよ●遺伝子研究はバラ色
●ガンは迷わず切除　ｅｔｃ．……これも全部嘘八百。

ダイオキシン問題や『買ってはいけない！』のウソを暴いてきた著者が、
ご都合主義のウソを第一人者を迎えて徹底検証する。
日本中が救われた『常識はウソだらけ』に続く第二弾！

【ゲスト】食べ物／武田邦彦氏、渋滞／西成活裕氏、恐怖煽動の裏／池田清彦氏、
バイ菌／藤田紘一郎氏、時間／本川達雄氏、遺伝子／岡田正彦氏、
ガン治療／近藤誠氏、パラダイムの転換／赤祖父俊一氏

内容説明

ダイオキシン問題や『買ってはいけない！』のウソを暴いてきた著者が、ご都合主義のウソを第一人者を迎えて徹底検証する。日本中が救われた『常識はウソだらけ』に続く第二弾。

目次

第１話　食べ物をめぐるウソとホント―ゲスト・武田邦彦氏
第２話　渋滞の謎を解く―ゲスト・西成活裕氏
第３話　恐怖を煽ってはいけない―ゲスト・池田清彦氏
第４話　ウイルスの逆襲―ゲスト・藤田紘一郎氏
第５章　ヒトの時間　ナマコの時間―ゲスト・本川達雄氏
第６話　さらば遺伝子幻想―ゲスト・岡田正彦氏
第７話　ガンで死ぬのは不幸なことか―ゲスト・近藤誠氏
第８章　定説をくつがえす―ゲスト・赤祖父俊一氏

著者等紹介

日垣隆［ヒガキタカシ］
１９５８年、長野県生まれ。店員、トラック配送員、歩合制の営業マン、編集者を経て１９８７年より文筆の道へ。『それは違う！』で第６１回文藝春秋読者賞、『偽善系』で第７回編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞、『そして殺人者は野に放たれる』で第３回新潮ドキュメント賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[Tomomi Yazaki]

一体どんな定説が覆されるのでしょうか。目からウロコもるのかな。そんな期待を持って読み始めたら、なんと各分野の著名人たちとの対談集でした。これは期待できそう。リサイクル製品は危険？原材料は検査せずに使っているから。えーっ！ここでも出てきた外来種問題。在来種との混血は遺伝子汚染。でもそれで生き延びるなら彼らにとっては都合の良いことでは？人間のハーフは遺伝子汚染？なんて言ったら人権問題ですけどね。天動説を始めとする定説もいつかは覆される。今の常識は未来の非常識かも。そう、文明、科学は常に進歩しているのです。

2023/10/31

[ジョニーウォーカー]

リサイクルのウソや捕鯨問題の真実に迫った前著『常識はウソだらけ』の続編。今回も信じがたいエピソードの連続だが、なかでも興味深かったのが、ガン治療に関するお話。1993年に亡くなった逸見政孝さんを例にとり、「ガンを摘出しなかったら、あと4～5年は生きられた可能性が高い」と断言する近藤先生もまた強烈だ。なんでもガンというのは、切らずに放っておいても進行しないものもあれば、消失してしまうものもあるという。それでも医者がすぐに切りたがるのは、病院経営的な銭勘定……そんなことまで言っちゃって、大丈夫？

2011/03/17

[mimm]

いくら大きな新聞やテレビの情報でも丸々信じちゃいけない…とか思いつつ、でもどうやって見極めるのか、凡人にはやっぱり流されちゃうなぁ。退治が定説なものが多い中、ここは共存が多く謳われている。優しさを感じました。…アメリカシロヒトリは嫌いだけど。でも虫のナオミちゃんはちょっと可愛いとか思ったり。ダイエットや花粉症に効果あるなら飼ってみたい…かな…いやでもやっぱりちょっと無理…かな。

2011/12/03

[ななつ]

皆が当たり前に唱えている事柄、教科書、マスメディアで文字として目に入るものは、先入観に陥りやすい。やはり、本当のことを見抜くことは難しいからこそ、思考力、聴覚、視覚、嗅覚、鍛えたいです。そんなことを改めて、思わせてくれる本でした。

2017/01/18

[poefan]

題名の通りの内容。嘘を見抜くのは困難だがあのニュートンの頭のことまで話題にする面白さ。これはリアルなSFだ。

2009/02/05