Wac bunko
方向音痴の研究

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  • サイズ B40判/ページ数 251p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784898315613
  • NDC分類 141.2
  • Cコード C0234

内容説明

なぜ、いつも迷うのでしょうね?方向音痴の重症患者である著者が、自らの症状を克服すべく時間と空間の謎に切り込む。

目次

第1話 全盲の社会学者が行く(道に迷わない理由;地図は身体で覚える ほか)
第2話 動物の脳内地図(ダンスで連絡を取るミツバチ;ハチとイモリの不思議な生態 ほか)
第3話 カーナビ開発秘話(カーナビで夫婦喧嘩をなくす!;試作品の盲点 ほか)
第4話 デジタル地図革命(全国の地図をすべて手書き;たった二人の地図作り ほか)
第5話 方向音痴のメカニズム(自宅の場所がわからない!;方向音痴は病気の一種? ほか)

著者等紹介

日垣隆[ヒガキタカシ]
1958年、長野県生まれ。店員、トラック配送員、歩合制の営業マン、編集者を経て1987年より作家・ジャーナリスト。『偽善系』で第61回文藝春秋読者賞、『そして殺人者は野に放たれる』で第3回新潮ドキュメント賞などを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

chisarunn

6
方向音痴の話ばかりではなく、全盲の方はどうやって道を認識しておられるのかとか、ナビの開発はどうやってなされたのか(ナビなんかもう車についてて当たり前のような気がしている)コンピューターマッピングを開発したゼンリン(会社員時代お世話になりました)の話とか、興味満載でした。自分はあんまり方向音痴ではないので(よいというほどでもないが)方向音痴かどうかを調べるテストは無事クリアしました。そういう人って大変なんだなあ。2021/07/25

mimm

1
割と方向音痴な自分としては、すっごく興味を持って惹かれた一冊。のっけから、視覚障害者の方の話がとても面白く、カーナビ開発、地図作成者、動物学者の方、そしてそもそものメカニズムを解く専門家の方の話と、興味の尽きない内容でした。東西南北の把握がかなり苦手なので…私には、まだまだ方向音痴継続中にはなりそうですが(泣)。まぁ意識の持って行き方次第なのかな、とも。2017/01/22

さな

1
私はチェックリスト(?)でほぼオール1の、極度の方向音痴だということは、はっきりしました。著者の言うことも全部共感できました。ただ、だからこそ、この本は期待外れでした。対談一つ一つは真摯な印象を受け、タイトルとのズレを除けば決して悪い本ではないのですが、方向音痴とは殆ど関係ない話が大半。最終章「方向音痴のメカニズム」でも、特に何も解明されておらず、対策も月並みのことが数行書かれているだけ。本には書いていないけれど、東西南北感覚の欠如(?)を補うために今後は方位磁石を持ち歩こうかと思います。2017/01/05

hiruhan

1
方向音痴の人は、移動しているとき、ナビゲーションやロケーションの情報に注意が払われていない、というのはおもしろい。自分の経験からも「あ、猫だ」とか「おお、スズメ」といったことばかりみているもんな。もうひとつは、方向感覚に優れている人は、出発点の方向と距離がわかっているというもの。目的地への意識はあっても、出発点からの位置情報っていうのは考えたことがなかった。ま、知識として知っていることと実際行動としてやることができるわけではないので、これからも道に迷うでしょうね、俺w2013/04/24

renren

1
とりあえず、自分の来た方向がどっちかを意識することから始めてみようかな。自分だけじゃないと気が楽になりました。2011/05/24

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