内容説明
「終戦の詔勅」、「平成改元」にかかわった“歴代総理の指南番”。
目次
第1章 「平成」の発案者
第2章 傍流・中曾根康弘
第3章 終戦の詔勅
第4章 「南朝の後裔」
第5章 右翼の源流
第6章 「白足袋の運動家」
第7章 「老師」と呼ばれた男
第8章 歴代総理の指南番
第9章 本流の守り札
著者等紹介
塩田潮[シオタウシオ]
1946年、高知県吾川郡伊野町に生まれる。慶應義塾大学法学部政治学科卒業。雑誌編集者、雑誌記者などを経て、現在、ノンフィクション作家・評論家。『霞ヶ関が震えた日』(講談社文庫)で第5回講談社ノンフィクション賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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アイマール
2
安岡正篤の足跡を改めて知ることができた。 終戦時の玉音放送の原稿の赤入れ、本当に平成の考案者の一人だったのか? 歴代首相との関係特に吉田茂と交流等知ることができた。2023/05/06
みむら しんじ
0
昭和20年、敗戦時の玉音放送で読まれた天皇の詔勅に墨を入れて形としたのが安岡正篤である。それ以降、名だたる宰相の演説原稿などに関与して言った。戦前の青年期より多くの政界、官僚に「その人あり」と言われきた。「歴代総理の指南役」、宰相学、帝王学、陽明学、東洋学を通じて戦前戦後に大きな影響を与えてきた安岡正篤。著者による細部にわたる研究調査には眼を見張るものがある。ノンフィクションの一人者だけある貴重な一冊。2016/12/31