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Wac bunko
この厄介な国、中国

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  • サイズ B40判/ページ数 254p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784898315033
  • NDC分類 361.42
  • Cコード C0234

目次

第1章 外交問題は、すべて内政問題―けっして本心を明かさない、中国人の行動原理とは(「中国人は分からない」からの出発;「指桑罵槐」とはなにか ほか)
第2章 他人はすべて敵と考える民族―なぜ彼らは、自分以外の人間を信用しないのか(かつての中国は総合商社であり、皇帝は社長だった;都市文明は交易から生まれた―農業起源説の誤り ほか)
第3章 現代中国語は、日本語から作られた―統一言語なき国家(中国でのビジネスは、なぜ失敗に終わるのか;“古くからの隣人”という幻想 ほか)
第4章 中国近代化の原動力・秘密結社―「裏の中国史」が動かす「表の中国史」(中国人は、神とさえ取引きする;「善行」にも点数がある ほか)
第5章 集団の行動原理なき国―日本人は、いかに彼らと付き合うべきか(中華思想という幻;なぜ清は欧米に屈したのか ほか)

著者等紹介

岡田英弘[オカダヒデヒロ]
1931年東京都生まれ。東京大学文学部卒。57年『満文老档』の研究で日本学士院賞受賞。その後、ワシントン大学客員教授、東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所教授を経て、現在、東京外国語大学名誉教授。中国史はもとより、その研究はモンゴル史、満洲史など広汎にわたり、西洋史、日本古代史にも造詣が深い。該博な知識に基づくアジア情勢分析にも定評がある。西洋、アジアの諸言語にも堪能
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ザック

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現在の漢族が、あの英雄達の末裔でないこと、また漢詩を読めないとのとこ、衝撃でした。これは公式に認められた事実なのでしょうか?2017/08/13

Wyoshi

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表題ほどには現在の中国の内容が分かる訳ではない。何より、内容が2001年の物なので古い。しかし、古くても困らない。なぜなら内容は、中国という国家の成り立ちや、筆者の専門である漢文の意義についての蘊蓄がほとんどだからである。中国人のメンタリティを歴史から読み解く、と言えば聞こえがいいが、環境によってそんなものはどんどん変わっていく。現在の中国社会にはちょっとあてはめられないと思うが、中国現代史と読み替えて読めばそれなりに興味深い。星3つ。2013/04/17

yyrn

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 この本に書かれている内容は実にショッキングで10ページ読み進むたびにエッ、そうなの!?と心底驚かされる。その驚きを詳しく語りたいところだが、驚きが大き過ぎてなかなか咀嚼できない。もう少し落ち着いてから改めて意見を述べてみたいと思う。  ちなみに、目次には 第1章:外交問題はすべて内政問題/第2章:他人はすべて敵と考える民族/第3章:現代中国語は日本語から作られた/第4章:中国近代化の原動力・秘密結社/第5章:集団の行動原理なき国、といった項目がならび、一見、週刊誌的だが、中身は読み応え十分だ。  中国人2013/04/14

MIRACLE

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4点(5点満点)。中国人の人間関係・行動原理を解説した本。かなり衝撃的な内容だった。たとえば「しかし実際のところ、われわれが認識している中国人すなわち漢族は、後漢時代の二世紀で消滅してしまっている」のだ(作者の63頁の発言によれば、北方からの騎馬民の子孫が現在の中国人だという)。ただし文献による論証を欠くので、仮説でしかないのが残念だ。作者の活動にアンテナを張っておきたい。2011/10/29

yusukeoi

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中国の歴史や宗教、社会や言語の成り立ちなどの視点から、中国という国や中国人について論じた本。徹頭徹尾、悪口が並んでいるw その辺を割り引いて読めば、なかなか面白い本。 ただ、これだけ中国が嫌いなのに中国の専門家をやっているというのは、どういモチベーションによるものなのかと不思議に思ってしまった。2010/12/03

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