ルネ・クレールの謎

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  • サイズ A5判/ページ数 512p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784898300596
  • NDC分類 778.235
  • Cコード C0074

内容説明

二年にわたって、さまざまな証言や思い出、古い記録、書簡、自筆原稿、写真、映画作品をめぐり、遍歴の旅をつづけてきた著者による、渾身の評伝。“ルネ・クレールと呼ばれた男、ルネ・ショメット”の物語であり、同時に、揺るぎない統一体としての、痛ましい対立者としての、ショメット=クレールの物語でもある。

目次

第1部 ショメット家の方へ(幼年時代;人間の祝祭 ほか)
第2部 作り出す悦び(方向転換;『幕間』の後 ほか)
第3部 ルネ・クレール、フランスの映画作家(どうぞお話しください;不可視の芸術 ほか)
第4部 停泊地を離れて(『幽霊』は旅上手;ブラックホール ほか)
第5部 ルネ・クレール、クラシックな映画作家(再会;第三の載冠 ほか)

著者等紹介

ビヤール,ピエール[Billard,Pierre]
1922年7月3日セーヌ・マリティム県ディエップに生まれる。レジオン・ドヌール勲章シュヴァリエ章、国家功労勲章シュヴァリエ章、芸術・文学コマンドゥール章。哲学博士。学位論文「スピノザと時間」。1953年~1960年フランス・シネクラブ協会会長。1954年雑誌『シネマ55』を創刊、68年まで編集長。1958年映画・テレビ批評家協会事務局長、シネマ・デッセー(実験映画)協会会長。1961年~1964年映画に関する多数の雑誌、ラジオ・テレビ番組に協力。1964年~1971年『レクスプレス』誌に映画批評を連載し、映画・演劇欄の編集長、次いで同氏誌の副編集長となる。1967年~1975年政治学院教授(オーディオヴィジュアル担当)。1972年『ル・ポアン』誌の発刊に参加、編集長となる。次いで同誌の副主幹。現在なお記事を寄稿。1976年カンヌ映画祭出品作選考委員。1979年~1982年『ル・フィルム・フランセ』誌の編集主任。1979年~1999年カンヌ映画祭委員長の相談役。著作として『ヴァンプ』(CIB)、『ジャン・グレミヨン』(アントロジー・デュ・シネマ)、『映画への新しい視点』(ル・スイユ)、『前期のフランス映画』(フラマリオン)、『カンヌ映画祭の栄光』(ガリマール=デクーヴェルト)、『ルネ・クレールの謎』(本書、プロン)

樫山文男[カシヤマフミオ]
1946年山梨生まれ。早稲田大学大学院修士(仏文学)修了。山梨大学非常勤講師、昴教育研究所講師を経て、現在「樫山フランス語教室」、「シャンソンと菓子の会」を主宰
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