千年後の百人一首

個数:

千年後の百人一首

  • ウェブストアに4冊在庫がございます。(2024年05月21日 03時15分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 100p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784898154700
  • NDC分類 911.147
  • Cコード C0092

出版社内容情報

言葉と絵--。
ふたりが1000年の時の砂をはらうと、
たった1つの変わらない「思い」が、
切なる100の音楽を奏ではじめた。

日本古典文学の最高峰に挑む。
これが、この世限りの、決定版「百人一首」!

【 清川あさみが布や糸・ビーズで描きおろした百の情景。】
今までの絵札とは全く違う、けれど歌に込められた思いを真摯に表現した一枚一枚は、
新たな百人一首の姿を見せてくれます。

【 最果タヒによる、現代語訳にして新作詩。】
情感豊かな現代の言葉で綴られた新訳は、時に愛おしく、時に物悲しく、
いまを生きる私たちの胸に刺さります。

巻末にはそれぞれの歌が詠まれた背景や詠み人についての丁寧な解説も収録し、
ハンディな造本に、百人一首のすべてが詰まった一冊です。


著者: 清川あさみ+最果タヒ
解説: 網倉俊旨
原画撮影: 朴玉順(CUBE)
ブックデザイン: 祖父江慎+藤井瑶(cozfish)

内容説明

言葉と絵―。ふたりが1000年の時の砂をはらうと、たった1つの変わらない「思い」が、切なる100の音楽を奏ではじめた。表現・交信・ひとりごと・恋の告白…コミュニケーションの原点が、ふたりの圧倒的な才能によって、鮮やかによみがえる。

著者等紹介

清川あさみ[キヨカワアサミ]
淡路島生まれ。2003年より写真に刺繍を施す手法を用いた作品制作を開始。2011年、水戸芸術館にて個展開催の最年少記録。2012年、東京の表参道ヒルズにて「美女採集」展を開催し最多動員数を記録、展覧会を全国で多数開催

最果タヒ[サイハテタヒ]
神戸市生まれ。2004年よりインターネット上で詩作をはじめ、翌年より「現代詩手帖」の新人作品欄に投稿をはじめる。2006年、現代詩手帖賞を受賞。2007年、詩集『グッドモーニング』を刊行、中原中也賞受賞、2012年に詩集『空が分裂する』。2014年、詩集『死んでしまう系のぼくらに』刊行以降、詩の新しいムーブメントを席巻、同作で現代詩花椿賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 2件/全2件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

masa@レビューお休み中

102
『うた恋い。』を読んで、百人一首を好きになった。子どもの頃にカルタをやった訳でもなければ、歌を諳んじることもできなかった。でも、ようやくこの年になって百人一首の魅力がわかるようになった。そんな矢先に大好きな詩人・最果タヒとアーティスト・清川あさみが現代に百人一首を蘇らせたのだから読まない訳がない。単なる訳ではなく新たに息吹を吹き込んで、現代の言葉とアートで生まれ変わった世界。同じなようで同じではない、新たな世界がそこにある。原文のままではよくわからないと思っているなら、是非これを読んで欲しいな。2018/05/07

なゆ

95
すごく綺麗な本で、うっとりした。百人一首をこんな風にしみじみと読み返す時がくるとはね。一首ごとに、清川あさみさんのイメージで刺繍やビーズやレースで彩られた作品と、最果タヒさんが現代語訳として詩でつづる。なんて豪華なコラボなんでしょ。タヒさんの言葉はスッと入ってきて読みやすい。清川さんの作品は大好きなので、質感とか材質とか実物をしげしげと見てみたい。きっと、もっとキラキラ美しいと思う。巻末に解説があるのも嬉しい。千年という“時”に、しみじみ。これこそ手元に置いておいて、時々眺めて浸りたい本。購入しなくては。2018/06/05

aquamarine

86
清川あさみさんが、独自のビーズや刺繍を使った手法で百首すべての情景を作り上げ、最果タヒさんが、新訳をつけた一冊。歌仙絵とは全く違う独特の情景がそこにあります。今までモノクロに近い情景で浮かんでいた自分の中の世界が、目の覚めるような情景で切り取られると、自分の持っていた世界全てがさーっと綺麗に色づいていく幸せ。慈しむように一首ずつ堪能しました。タヒさんの新訳は、私の持っていたイメージと違うものもありましたが、それもまた新鮮です。巻末に説明もあり、じっくり比べるのも楽しく、まだまだじっくり楽しめそうです。2019/04/16

さつき

71
最果タヒさんが訳す百人一首。瑞々しい風景描写、暗い情念。ひりひりと痛いほどの孤独。現代語で表現するとこんな世界もあり得るのかと驚かされました。小さい頃から坊主めくりやカルタ取りと親しんできた百人一首だからこそ、従来のイメージに囚われていました。99番、100番の後鳥羽院、順徳院の歌は悲しく、そして慈しみに満ちています。百人一首は鎮魂のために捧げられた歌集だという説をよく聞くけど、この訳を読むと何だか納得してしまいます。詩歌を読んで生臭い政争を思い起こすのも無粋なんでしょうけど。2018/03/19

がらくたどん

61
『百人一首という感情』と併読。本書だけを読んだ時は百人一首の現代詩訳というには詩人の気持ちが前面に出ているしかといって根底にある感情が詩人だけのものには思えない(古歌の詩情とのシンクロ度を強く感じる)ため、うまく理解できなかった。今回併読して最果氏が挑んだ時を超えた感情の共振という目論見が朧げに分かると、編まれた詩の面白さがグッと迫って来た。最果タヒという現代の詩人の身体の中を古の歌人の感情が時に激しく時には甘やかに通り抜けることで現れた詩人の感情を書き留めた現代詩に千年の遠さと信じがたい近さを感じた。2022/08/28

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/12452878
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品