内容説明
自分のサイズを過小申告したり、指示を聞かなかったり、失敗を人のせいにしたり、ネットのせいにしたり…。裁縫教室に集まった、ちょっと大人げない生徒たちに、マンガも描く裁縫の先生が立ち向かう。
目次
第1章 修行のはじまり
第2章 初の試練
第3章 M幻想を撃て!
第4章 続M幻想を撃て!
第5章 チャコペンの呪い
第6章 泣く女
第7章 スカート丈80センチの美学
第8章 リネン族の襲来
第9章 男ってやつは
著者等紹介
ワタナベコウ[ワタナベコウ]
服装家/漫画家。1963年新潟県生まれ。東京外国語大学中退後、イラストレーターやソーイング教室の講師として活動。92年からNHK「おしゃれ工房」で講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なつき
9
愚痴と嫌味満載のソーイング教室裏話。ここまで悪意を込めて描かなければならないほどなら先生には向いてないんじゃないだろうかこの人。私縫えるの、簡単にできるのすごいでしょ?私が教えてあげるんだから言うとおりにしなさいよって目線で見られてると思うと教わりたくないな~。リネン族とかリバティ族とか確かに厄介なのかもしれないけど、見下し感が凄まじくて読んでいて不快。これを読んででソーイング教室に行ってみようと思う人がいるのかな?2014/09/28
もっか
5
簡単ソーイングの先駆者の著者。自分は生徒の側しか経験ないけど講師って思ったより大変なんだなー、これからのカルチャーでの受講姿勢を気をつけよう。だってネタになってたモンスター生徒ちょっと自分にかぶったから。大笑いしながらあれ?って(笑)全部実話っていうのがこわいです。2013/03/28
マルグリット
5
「裁縫や手芸は人間をイジワルにするような気もする」って、イジワルな人の周りにはイジワルな人が集まるのではないのでしょうか。私は手芸を始めて精神的に落ち着きました。 丈のアレンジのミスだって片方を持ち主、もう片方をスタッフがやるからミスが起きるのでは? 唯一同感したのはリバティで服を作ってしまう人々。子供は似合うけど大人は微妙な気がする。実は私も作っていたのだけど生地自体は可愛くても完成作品自体は可愛くても、オバサンには似合わないのだ。 今は小物と衣類のワンポイント遣いにしか使ってません。2012/11/04
じゅ。
5
素人ですが、縫物をする者として、読んでいて不快になる本でした。「裁縫の面白さを知ってもらうきっかけになれば」と書いてありますが、人の欠点をあげつらうような書き方ばかりで、この本を読んで「裁縫をしてみたい」とは思わないと思います。もっと裁縫の楽しさを伝えてくれるような本かと思って手に取ったので、非常に残念。2012/09/30
メガロパ
5
小中学校のころの家庭科の教師を思い出した。教師は「まったく、もう!」をあからさまに態度と言葉に出した。著者はそれを内に秘め、そのマグマを自書であからさまにしている。両者の共通点は、「いじわる」の確信犯だということ。2012/08/29