最前線

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最前線

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  • サイズ 46判/ページ数 261p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784898090473
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

家族、学校、企業…さまざまな共同体が崩壊しているいま、教育、文化、経済など、各分野の最前線に立つ12人の目に映る「現場」の姿とは―。宮崎学(『突破者』)金子達仁(『28年目のハーフタイム』)河上亮一(『学校崩壊』)ほか、それぞれのフィールドで活躍する第一人者を迎えた対談集。

目次

共同体が崩れた現在で個人を支えるもの(上原隆)
「学校崩壊」の現場から(河上亮一)
「できない子」たちの復讐(諏訪哲二)
子供の絵に描かれた歪んだ親子関係(三沢直子)
ドロップアウトの必要性(今一生)
生きにくい日本からの脱出(小林紀晴)
ボスニア紛争の現場で(村田信一)
サッカーを通して見える日本と世界(金子達仁)
ワインブームに見る文化と情報の意味(宇田川悟)
インターネットの可能性(浜野保樹)
為替市場のダイナミズム(林康史)
突破者の行く先に見えたアジア(宮崎学)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KASAO

11
1997年~1999年に行われた各分野の最前線を見た人々と村上龍の対談集。教師、心理カウンセラー、ジャーナリスト、記者、専門分野の助教授、研究員など各人のプロフィールは多岐にわたっている。成熟社会となりながらもいまだ前時代の制度や体制、思想を引き継いでいる日本の歪み。この本の時代から20年くらい経ったけど、変わるところは少しずつ変わっている。けれど変わっていないところは少しも変わっていない。その歪みを見つけ向き合い、少しでも変えようと努力をすることは今を生きる者にとって大切なことだと思う。2016/09/12

STR☆

1
図書館でたまたま出会った本。 まさに最前線、現場にいる人の声。評論家的に外から見るのではなく、何か事が起きている現場にいる。だからこその生々しい思いが吐露されている。20年前の本だけどいまでも十分分かるし自分もしっかり現場の人間であろうと思う。2019/06/14

みなみ

1
90年代のトラウマ観というか、時代の急激な変化に戸惑っている感じが伝わってきて興味深かった。印象的だったのは、「子育てをきっちり合理的にやろうとしている母親が増えてきている」という話。自分が母親になってもそういうタイプになってしまいそうだなーと。良くも悪くも、理想が高すぎるのは(多分、消費欲をかき立てる社会の影響)ロスジェネ世代からなのかな、と。高度経済成長期前、消費社会ではなかった日本も理想が高かったのかどうか、気になる。(今のCMやドラマは現実にはありえない理想像) 個人メモ:図書館本・完読ではない。

aabbkon

1
久しぶりに村上龍節を読んだ。教育問題はいつでも袋小路で、だからこそ議論される。それは、文学と相似の関係。2013/02/18

南十字

0
色んな現場にいる最前線の人たちと村上龍の対話集。 日本がますますおかしな社会になっていくのが納得できるのが悲しい(笑) それでも希望はあるはず・・・

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