内容説明
著者の仕事は、石に刻むことである。本書には、単純なフォルムを求め、その刻む行為に総てを託する姿勢が、沢山の作品写真にのせて綴られている。
目次
1 石の文化と歴史(石器時代―人類と石との出合い;エジプト;ギリシャ;ローマ;インド ほか)
2 石のかたち(日本の石造物;五輪塔;石灯籠;墓碑;硯)
3 石を彫る(石の種類;石との出合い;指月;座牛;仏心 ほか)
4 石彫入門(石を彫る;石を切る;石を磨く;石のマチエール)
著者等紹介
関敏[セキビン]
1930年東京都国立市に生まれる。1956年東京芸術大学卒業。1967年「札幌建設の地」100周年記念碑「指月」制作。1968年霞が関ビル35階東京会館「水煙」2点(ブロンズ彫刻)制作。1972年剣持勇先生墓碑制作。1973年国立・谷保天満宮「座牛」制作。1978年国立・谷保天満宮「和魂漢才」碑制作。1979年国立駅前南口ロータリー時計塔制作。1981年原田重久先生句碑制作(国立・谷保天満宮)。1982年立川・流泉寺地蔵尊像制作。1983年鎌倉の海100周年記念碑「波動」制作。1985年弁才天像制作(国立・南養寺)。1986年「日野の渡し」碑制作(立川)。1987年国立芸術ホール前庭「襞」制作。1993年立川市幸福祉会館「風紋」制作。東京女子体育大学藤村総合教育センターレリーフ「輪舞(ロンド)」制作。1997年山口瞳先生文学碑制作。1998年関敏展―石に聴く―(国立・たましん歴史・美術館)
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