内容説明
欧米流のアジャイル開発を、そのまま日本で実践するのは困難です。本書は実際の国内プロジェクトの実践報告を収録しており、これからアジャイルプロセスを導入する上で最適なガイドとなります。まさに、大規模アジャイル開発の指南書です。
目次
解説編(開発モデルの選択;開発プロセスの作り方;プロジェクト計画の作り方)
実践編(関西電力版ハイブリッドアジャイルの適用計画;事例プロジェクトの概要;事例プロジェクトの管理方法;イテレーションで行ったこと;適用プラクティスと評価;ハイブリッドアジャイルの総括評価)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kawai Hideki
66
日本の契約形態に沿って、ウォーターフォール型工程の一部にアジャイルを取り込む方法の紹介。理屈だけでなく、実践の結果なので、生産性や品質の指標も参考になる。バーンアウトで開発スピードをモニタリングしつつ、委託元に向けてはWBSで全体工程を管理。やっぱりそうなるわなあ。2015/06/30
たー
8
実践的な内容で参考になった。2018/03/10
ishicoro
3
内製でのアジャイル開発とは異なり、委託契約でどうアジャイルを適用するか悩んでいただけによいヒントをもらった気がする。不確実性コーンを活用したゆとりのある計画・契約内容の策定や開発フェーズごとにウォーターフォールとアジャイルなスタイルを切り替えていくやり方は参考になった。2015/02/22
Tenouji
2
事業プロセスとの接点では、計画性の部分か争点となるだろう。不確実性コーンと言うのがあるんだね。2016/04/17
ESH
1
理想的なアジャイルが常に実践できる訳でもないし必ずしもすべきでもない、という話はよく聞く。本書では実際に、ウォータフォール的な品質管理が求められる中で、どうアジャイルの利点を取り入れていけるのかを実践とともに示しており参考になる。2017/11/13