内容説明
「知識を企業価値の源泉として捉える」―これが「知識経営」の根幹になる。社員一人ひとりが持つ知識の価値を認識し、最大限に高めること。個人的主観のちょっとした“気づき”や“思い”までをも逃さずに、皆で共有できる客観的な知識に変換して、企業価値に結びつける。そして、企業が保有する知識資産を徹底的に使い尽くすことで、新たな社会的価値を生み出し、顧客価値を最大限に追求する。これが知識経営の目的である。本書では、その具体策となる「知識デザイン」と「情報デザイン」の進め方を示していく。
目次
第1部 対談編(対談(知識デザイン編)―競争力を獲得する「知識経営」をITで実現する
対談(情報デザイン編)―情報デザインが“気づき”を“知識”に変える)
第2部 実践編(ナレッジマップを作り経営課題達成の戦略領域を見出す;混沌としたイントラネットを情報アーキテクチャが整理;業務プロセスをヒモ解きタスクとナレッジを対応させる;情報の内容や重要度に応じ発信方法を選択する;社内に分散した情報をユーザー視点で整理・統合する;体制はトップダウンとボトムアップ、施策はITとNon‐ITを共用する)
著者等紹介
田中茂[タナカシゲル]
株式会社NTTデータITマネジメント室課長代理。92年、NTTデータ通信(株)(現:(株)NTTデータ)入社。文字認識アルゴリズムの研究開発を経て、統計解析を専門にWeb利用者動向分析などの研究開発に従事。96年、渡米。BAMTA「Digital Culbhouse」(NASAプロジェクト)に参加。98年から、ナレッジマネジメントに取り組み、ITマネジメント室課長代理として現在に至る。2000年、現代統計実務で文部大臣賞受賞。また、筆名「たなかしげる」で詩人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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