内容説明
イギリスで産業革命がはじまり、ギリシャの独立戦争やフランス革命がはじまったヨーロッパでは、新しい芸術運動もおこります。自由な感性を生かした感情表現をたいせつにする芸術が、文学や絵画・音楽などの分野で大きく広がったのでした。この芸術運動をロマン主義とよんでいます。この本では、革命に参加する生き生きとした人物像を描いたドラクロワや、遠近法を取り入れて自然を描き続けたターナー、社会を正面から見すえて、人間の心のなかを表現しようとしたゴヤなどの画家や、その作品を取り上げて、ロマン主義時代の絵画美術とは、なんであったかを、読者といっしょに考えていきます。
目次
気持ちを絵にする
夢のような絵
ロマンってなんだろう?
霧のむこう
力強い色
自然のなかの芸術
光のなかへ
ロマン主義とわたしたち
人間の心のなかを表現したフランシスコ・デ・ゴヤ
ロマン主義って、なんだろう?
この本に出てくる用語
著者等紹介
リッグス,ケイト[リッグス,ケイト] [Riggs,Kate]
ノンフィクション・ライター。子どもの本・ヤングアダルトブックの編者・著者として活躍する。ARTWORLDシリーズのほか、動物シリーズなど広い分野のノンフィクション書籍を手がけている。2012年、“Dolphins”(Amazing Animals)でトランスナショナル・ノンフィクション賞(メリーランド・ブルークラブ・ヤングリーダー賞)を受賞。アメリカ・ミネソタ州在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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