内容説明
むかし、むかし、地球という星と、火星という星がありました。ある晴れた朝のことです。地球の上の、3つの国から、ロケットがうちあげられました。アメリカ人の宇宙飛行士は、ロシア人がきらいでした。ロシア人の宇宙飛行士は、アメリカ人がきらいでした。中国人の宇宙飛行士は、アメリカ人とロシア人のことを信用できないやつらだとおもっていました。たいせつなことは…、ウンベルト・エーコが世界中の子どもたちに生きとし生けるもの、すべてのすばらしさをこころにしみるように語りかけます。
著者等紹介
エーコ,ウンベルト[エーコ,ウンベルト] [Eco,Umberto]
1932年、イタリア・アレッサンドリアに生まれる。哲学者、思想家、作家。記号論で高名。ボローニャ大学教授。ハーバード大学教授ほか、トリノ大学、フィレンツェ大学、ミラノ大学などで教鞭をとる。国際記号学会会長もつとめた
カルミ,エウジェニオ[カルミ,エウジェニオ] [Carmi,Eugenio]
1920年、イタリア・ジェノヴァに生まれる。画家・彫刻家・インダストリアルデザイナー。戦時下スイス・チューリヒに逃れ、スイス連邦工科大学に学ぶ。戦後、イタリアにもどり芸術活動に取り組む。20世紀後半に活躍したイタリア抽象画の代表的な画家・彫刻家とされ幾何学的な形を用いた鮮やかな色彩の作品で世界的に知られる。受賞歴にインターナショナル・クラフク・ビエンナーレ賞、ヴロツワフ・インターナショナル・トゥリエンナーレ賞などがある
海都洋子[カイトヨウコ]
翻訳家。リテラシー教育研究者。津田塾大学英文科卒業。米国ペンシルベニア大学教育大学院修士課程修了。M.S.Ed。Reading Specialistの資格を持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。