分子生物学講義中継〈Part3〉発生・分化や再生のしくみと癌、老化を個体レベルで理解しよう

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分子生物学講義中継〈Part3〉発生・分化や再生のしくみと癌、老化を個体レベルで理解しよう

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  • サイズ B5判/ページ数 209p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784897068770
  • NDC分類 464.1
  • Cコード C3045

出版社内容情報

《内容》 大好評にお答えして,Part3も発行!分子生物学は生物学という視点と軽妙な語り口はますます快調です.
Part3では多細胞生物として成り立つために欠かせない発生・分化の制御の分子生物学的しくみをみっちり講義します.注目のエピジェネティクスや幹細胞も解説!
本当に面白く良く分かる本です.    

《目次》
1日目 発生・分化・形態形成で何が起きるか
I.発生初期ではどのようなことが起きるのか
1.ウニの初期発生/2.カエルの初期発生/3.ニワトリの初期発生/4.ヒトの初期発生
II.発生のしくみ
1.高校の復習/2.発生が遺伝子の言葉で語れるようになった
III.ボディープランを司るもの
1.動物には頭尾、背腹、左右の軸がある/2.ショウジョウバエの発生/3.前後(頭尾)軸をつくるもの/4.背腹軸の形成/5.前後軸と背腹軸は共に細胞・領域の運命を決める/6.左右非対称性/7.オーガナイザーの実体/他
2日目 エピジェネティクス ~分化を担う遺伝子発現制御
I.エピジェネティクスとは
1.ジェネティクスとエピジェネティクス/2.エピジェネティクスの機構
II.クロマチン構造の変化とエピジェネティクス
1.エピジェネティクスとDNAのメチル化/2.ヒストンコード/3.クロマチン構造に影響するものはまだある/他
III.その他の転写調節とエピジェネティクス
1.DNAのトポロジー変化/2.遺伝子発現調節のタイプ/3.非翻訳RNA
3日目 幹細胞と再生のメカニズム
I.幹細胞と再生
1.ヒト組織の再生/2.生理的再生系組織の再生/3.条件再生系組織の再生/他
II.幹細胞というもの
1.幹細胞の種類/2.骨髄の幹細胞/3.幹細胞の可塑性/4.幹細胞の階層性/5.幹細胞の働きと制御/他
III.プラナリアの再生
1.プラナリアほど再生できる動物は少ない/2.再生のプロセス/3.プラナリアには幹細胞がたくさんいる/他
IV.イモリの再生もたいしたものである
1.再生芽から肢芽ができる/2.レンズも再生する/3.何をどう再生するのか/4.四肢再生の原理
V.体性幹細胞を用いた再生医療
1.多能性幹細胞のヒトへの応用は始まっている/2.再生医療に応用される幹細胞/3.各組織の再生医療/4.胎児期の元気な幹細胞を凍結保存する/5.多能性幹細胞は間違い?
VI.胚性幹細胞を用いた再生医療
1.再生医学分野で胚性幹細胞をどう使うのか/2.ES細胞の培養
4日目 癌の原因を探る
I.癌とは何か
1.言葉の整理/2.癌は死因のトップ/3.癌細胞の4つの特徴
II.癌の原因
1.癌の原因は癌遺伝子ができるため/2.化学的原因/3.物理的原因/4.生物学的原因
5日目 遺伝子からみた癌
I.癌遺伝子というもの
1.癌遺伝子はどんな働きをする遺伝子なのか/2.RNA型癌ウイルスの癌遺伝子は癌の自律的増殖の原因である/3.ヒトの癌組織の癌遺伝子/4.RNA型癌ウイルスの癌遺伝子は細胞由来
II.癌抑制遺伝子というもの
1.Rb遺伝子/2.p53遺伝子/3.ほかにもたくさんの癌抑制遺伝子が見つかっている/4.DNA型癌ウイルスの癌遺伝子の働き/5.多くの癌では、癌遺伝子と癌抑制遺伝子の両方に変異が起きている
III.アポトーシスと癌
1.アポトーシスとは/2.bcl-2の働き/3.アポトーシスを抑制するほかの癌遺伝子/4.p53によるアポトーシス誘導
IV.p53変異の重要性
1.G1チェックポイントが働らかなくなる/2.アポトーシスが起きにくくなる/3.ミューテーターである/4.癌が個性的であることへの答えでもある
V.エピジェネティックな変化
1.エピジェネティックな発現調節/2.癌ではメチル化異常が広く見られる/3.突然変異の原因としてのメチル化C
VI.細胞の不死化にかかわる遺伝子
1.不死化しなければ癌組織になれない/2.ヒト正常体細胞は有限分裂寿命/3.テロメアというもの/4.細胞の不死化/5.テロメラーゼの役割はテロメア延長だけなのか
6日目 癌細胞から癌組織への道のり
I.癌化の過程を調べる
1.培養細胞による発癌実験/2.培養細胞のトランスフォーメーションで見られる変化/3.動物(in vivo)でないとわからないこと
II.社会性の喪失にかかわる遺伝子
1.細胞の社会性/2.癌細胞の社会性喪失/3.細胞骨格アクチン線維の消失/4.足場非依存性、造腫瘍性との関係
III.転移にかかわる遺伝子
1.浸潤と転移/2.プロテアーゼ/3.異種細胞との接着の変化/4.転移能にかかわる遺伝子と癌征圧
IV.免疫
1.免疫力の低下と癌の発生/2.どうやって免疫機構が癌をやっつけるか/3.できてしまった癌に効くか/4.免疫療法に期待する
V.血管の進入
1.血管新生とは/2.血管新生の刺激/3.血管内皮細胞は遊走する/4.癌組織の中で血管の網目をつくる/5.血管新生の抑制
VI.癌治療と基礎研究とのつながり
1.遺伝的な癌/2.癌を治す/3.癌を予防する

内容説明

多細胞生物として成り立つために欠かせない発生・分化の制御の分子生物学的しくみをみっちり講義します!注目のエピジェネティクスや幹細胞も解説。教科書だけじゃ足りない絶対必要な生物学的背景から最新の分子生物学まで、楽しくわかる。

目次

1日目 発生・分化・形態形成で何が起きるか
2日目 エピジェネティクス―分化を担う遺伝子発現制御
3日目 幹細胞と再生のメカニズム
4日目 癌の原因を探る
5日目 遺伝子からみた癌
6日目 癌細胞から癌組織への道のり
7日目 老化とは?―衰える機能と増殖能
8日目 老化のメカニズム

著者等紹介

井出利憲[イデトシノリ]
広島大学大学院医歯薬学総合研究科長/教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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