脳神経科学イラストレイテッド

脳神経科学イラストレイテッド

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  • サイズ B5判/ページ数 364p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784897066462
  • NDC分類 491.37
  • Cコード C3045

出版社内容情報

    《目次》 情報高分子各論

内容説明

神経生理学の基本から最先端の分子生物学まで、第一線の研究者が豊富なイラストで解説!脳の基本構造、発生・分化・再生、神経情報伝達、シナプス可塑性制御、細胞内シグナル伝達、高次機能、神経疾患の分子的解明、電気生理、fMRI…etc.爆発的に進む脳神経研究の理解に必要な基本知識を1冊に集約。

目次

1章 序論
2章 脳の構造と機能
3章 神経系の発生と分化
4章 神経伝達のしくみとイオンチャネル
5章 神経伝達物質・修飾物質
6章 脳の高次機能
7章 神経疾患の分子機構
8章 さまざまな実験方法

著者等紹介

宮川剛[ミヤカワツヨシ]
1993年3月東京大学文学部(心理学専攻)卒業。’97年、同大学大学院博士課程修了後、理化学研究所脳科学総合研究センター情動機構研究チーム研究員(二木宏明チームリーダー)、米国国立精神衛生研究所研究員(Jacqueline Crawley博士)を経て、’99年12月よりバンダービルト大学分子神経科学センター助教授(研究)。博士(心理学)。大学院入学時より、Fyn欠失マウスなどのノックアウトマウスの詳細な行動解析を行うことにより、単一の遺伝子が行動にどのような影響を与えうるのかについて調べている。行動解析を通して、遺伝子本来の持ち味をいかにうまく引き出せるかについても検討中

森寿[モリヒサシ]
1985年広島大学理学部生物学科卒業、’91年大阪大学医学研究科博士課程修了、’91年新潟大学脳研究所助手、’94年東京大学医学部助手、’99年より東京大学大学院医学系研究科講師。新潟大学より三品昌美教授のもとでグルタミン酸受容体チャネルの分子生物学的研究を行ない、東京大学に移ってからは遺伝子操作マウスを用いて記憶・学習の分子機構解明の研究テーマに取り組んでいる。個体レベルの解析は、切り口により予想もしなかった生き物の論理を垣間見せてくれ、非常におもしろい。実験結果に対する素直な感動を楽しみ、一緒に研究した人たちと喜びを分かちあえるサイエンスをめざしたい

真鍋俊也[マナベトシヤ]
神戸大学医学部生理学第一講座・教授。京都大学医学部在学中より生理学講座の久野宗教授(現・名誉教授)のもとで神経系の電気生理学的研究をはじめ、卒業(1985年)後は大学院にて特に脊髄運動ニューロンの可塑性に関する研究に従事した。大学院修了(’89年)後は、米国カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)のRoger Nicoll教授の研究室において、海馬のシナプス伝達可塑性の研究を開始した。ポストドクトラルフェローおよびリサーチアソーシエイトとしてUCSFにて4年間、主に電気生理学的手法を用いてLTPの誘導・発現機構の解明をめざして研究を続けた。現在は、電気生理学に加え分子生物学的手法も取り入れ、LTPやLTDをはじめとする中枢シナプス可塑性や記憶形成の分子機構を明らかにしようと試みている

渡辺雅彦[ワタナベマサヒコ]
北海道大学医学研究科・教授。東北大学医学部在学中より解剖学教室に出入りし、卒業後は筑波大学大学院医学研究科形態学専攻に進学し、’88年修了。金沢大学医学部と東北大学医学部の解剖学講座助手を経て、’92年厳冬、津軽海峡を渡る。脳の構造的発達の分子細胞機構に関する研究を行っている。具体的には、シナプス回路形成におけるグルタミン酸の役割を、遺伝子発現解析・分子局在解析・ノックアウトマウスの形態解析を通して取り組んでいる。最近は、ニューロンの形態分化におけるグリアの支援機構にも興味をもっている。師である井上芳郎教授(北海道大学)の「お人好しの解剖学」と「酒」を、しっかりと受け継いでいる
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