内容説明
昆虫食の歴史、地域・民族での特徴、採集法、養殖、調理法、味と栄養価、薬用昆虫、食用昆虫の経済性などから、宗教・儀式・習俗、さらには文芸作品・映画・マンガに登場するものまで、ありとあらゆる昆虫食に関わる文化的な情報を取りまとめた驚異の事典。
目次
昆虫食のあゆみ
地域・民族の特徴的昆虫食
食用昆虫の採集
食用昆虫の養殖
昆虫の料理法
昆虫の味と栄養価
救荒食としての昆虫
食品混入昆虫
間接的昆虫食―飼料
薬用昆虫
昆虫食キャンペーン
食用昆虫の経済効果
宗教、儀式、習俗など
文芸作品に取り上げられた昆虫食
著者等紹介
三橋淳[ミツハシジュン]
1932年、東京都生れ。1955年東京大学農学部卒業。同年農林水産省農業技術研究所入所後、米国ボイストンプソン植物研究所へ留学。オーストラリア・CSIRO昆虫学研究所客員研究員。1984年、農林水産省林業試験場天敵搬生物研究室長。1988年、東京農工大学農学部教授。1998年、東京農業大学応用生物科学部教授。農学博士。日本応用動物昆虫学会賞、日本農学賞、読売農学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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takao
2
ふむ2023/01/09
UI
2
斜め読み。昆虫のビタミンなどの栄養価、ミツツボアリはアボリジニのおやつ等地域の文化の豆知識から、薬用としての昆虫、中国のゴキブリ漢方、効用、FDAの食品混入許容限界まで幅広く扱われており面白い。2022/10/11
6ちゃん
2
昆虫を食する事柄について、その歴史から世界各地の食文化、効能、現在の展開に至るまで事典に相応しく細密に記された書。日本についてはある程度知っていたものの、現在進行形の世界各地の昆虫食に知ることができ、興味深い記述も多かった。しかし、アリストテレスが「セミは美味い」と言ってた話はもう少し有名になっててもいい気がするなw2012/09/17
ネオおしりいぬ
0
余りよく知らない題材なのでおおむね面白かったけれど、民間信仰等の収集したエピソードが解説無しに羅列されているパートは、受動的に読むのは辛かったです。2012/10/16