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帝都東京・隠された地下網の秘密

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  • サイズ B6判/ページ数 317p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784896916805
  • NDC分類 518.8
  • Cコード C0095

内容説明

なぜ、現在、市販されている二つの地図には違いがあるのか。それは単なる誤差にすぎないのか、どちらかが嘘をついているのか。ないはずの地下鉄がGHQ作成のインテリジェント・リポートに載っているのはなぜか?営団公表の図面に建築されていないはずの地下鉄がなぜ紛れ込んでいるのか?疑惑は疑惑を呼び、たったひとつの結論に導いていく。戦前にすでに東京には地下網が完備していた、と。―可能な限りの資料と徹底した地図の読みこみを駆使し、国民に伏せられてきた東京の地下網の真実に迫る。

目次

序 七つの謎
第1章 入れ換えられた線路
第2章 一等不採用
第3章 知られざる東京の地下
第4章 地下は新宿を向いていた
第5章 二〇〇ヤード
第6章 戦前、ここにも地下鉄が走っていた
第7章 帝都復興
第8章 東京の下にはもう一つの東京がある

著者等紹介

秋庭俊[アキバシュン]
1956年東京生まれ。横浜国立大学卒業。作家・ジャーナリスト。テレビ朝日報道局で社会部、外報部の記者を経て海外特派員をつとめる。米軍のパナマ侵攻、ペルー左翼ゲリラ、カンボジアPKO、湾岸戦争などを取材。1996年同局を退社、執筆活動に入る
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

249
東京の人間ではないのであまり興味なかったけど、ほとんど推測の域を出ていないような気はするし、分かったからどうなるというのも別にない虚しい感じがした。2016/06/04

Yoshiteru Hayashi

4
国家機密としてその存在が隠され続けてきた戦前から掘削・建設され張り巡らされていた都の地下鉄網。膨大な史料と取材により解き明かしていく本書は、推理小説を読むようなスリリングで惹き込まれました。2020/01/08

yamakujira

4
いわゆるトンデモ本じゃないよね。資料を精査してる感じはするけれど、こんなこともあるんだろうなと思わせてくれるけれど、でも説得力はもうひとつ。証言者がひとりもいないのは残念だな。国も都も鉄道会社も建設会社も否定するのは、大きな利権がからんでいるのだろうか。たとえば、既存の地下道を流用して架空工事で裏金を捻出するとかね。それにしても文章が読みにくい。 (★★★☆☆)2013/11/03

還暦院erk

4
やっとやっと読了。一日のうちで一番コンディションが良さそうな時間に読んできたのに読んでる途中で爆睡してしまうことたびたび。東京地下鉄路線図と虫眼鏡が大活躍。非常にくたびれた。戦前から地下開発が秘密裏に進められてきたというのは、まあ、ありがちだよなぁと思ったが、公開しすぎるのも国防上色々やばいのではないかな。いわゆる戦前だけに、現場作業の方々が大事にされてきたのかが気になるところ。秘密の作業は前線に立つ人が捨て石にされてしまうことが歴史上よくあるしね。今も(怖)?2012/07/29

cronoq

4
着眼点は秀逸。言われてみれば、東京の地下鉄は何かおかしい点が多々ある。本書の仮説すべてが正しいとは思わないが、少なくとも、戦前から東京の地下には何かあった、それは間違いない。ただ、本書の仮説に至る論理展開とその検証には強引さが目立ち、破綻している箇所もある。あと、本書を読む際には地図を用意すべし。書中の地図だけではわかりにくい。2010/08/27

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