内容説明
こんなCDガイド、みたことない!相手の論評に、まったく別の角度から挑むという試みが、音楽と演奏の意外な側面をあぶりだし、そこに音楽を聴くことの極上の快楽と思索が生まれる「読むCDガイド」!この二人以外のだれが、ここまで書けるか。音楽とは本来、演奏者と聴き手に突きつけられた踏み絵である。ならば、その踏み絵を砕くほどの感性の力を持たない評論は不要だ。世評に迎合した「名曲・名盤」幻想は、捨て去れ。
目次
ヴィヴァルディ
J.S.バッハ
ヘンデル
モーツァルト
ベートーヴェン
シューベルト
ベルリオーズ
メンデルスゾーン
ショパン
ワーグナー〔ほか〕
著者等紹介
許光俊[キョミツトシ]
1965年、東京生まれ。慶応義塾大学で美学、東京都立大学大学院でドイツ文学を学ぶ。都立大助手、横浜国大助教授を経て現在慶応義塾大学法学部助教授
鈴木淳史[スズキアツフミ]
1970年山形県寒河江市生まれ。フリー・ランスの売文業。音楽およびメディアの批評、およびそれらの再批評など。法政大学文学部卒業
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感想・レビュー
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小太郎
5
これも積読本だったのですがようやく読みました。一押しクラシックの名盤を許光俊と鈴木淳史という癖のある2人が選んでいる本。勿論彼らが選ぶのだから一筋縄ではいきません。これほど独断と偏見に満ち溢れた本はなかなかありません(笑) だから読んでいて面白いしなるほどそういう見方や感じ方があるのか~ とある意味目から鱗の一冊でした。 2016/12/08
訪問者
3
許光俊vs鈴木淳史のコンビなので、「レコード芸術」などとはかなり違った名盤が紹介されており、なかなか興味深い。2020/01/30
愛理ちゃん88
1
許氏の突っ込みが面白いが、クラシック音楽の水先案内人としては鈴木氏をえらぶ2017/06/18