出版社内容情報
これ一冊買えば、あとのノストラダムス本のことは全部わかる。何しろ、これは、「ノストラダムス本・ノストラダムス研究者」を研究した本で、一度に百冊まとめて解剖してくれるのだ。ちょっと有名なノストラダムス本はみんなここに解剖されている．．．．．。(立花隆『ぼくが読んだ面白い本・ダメな本 そしてぼくの大量読書術・驚異の速読術』 261頁、より）
内容説明
１９９９年７の月恐怖の大王が天から降りてくる―って本当なの！？洋泉社の「トンデモ」シリーズ第４弾の今回は、１６世紀フランスの予言者・ノストラダムスにまつわる爆笑トンデモ本１００冊を、と学会・山本弘会長が一刀両断！もうすぐ人類は滅亡してしまうのか！？「恐怖の大王」とは何なのか！？それは、この本を読めばわかる。
目次
第１章 ノストラダムスをめぐる１３のダウト
第２章 フィクション大魔王・五島勉の伝説―徹底解読『ノストラダムスの大予言』シリーズ
第３章 トンデモ・ノストラ研究家烈伝
第４章 トンデモ・ノストラ本大行進
第５章 フィクションの中のノストラダムス
第６章 予言詩解釈バトルロイヤル！
第７章 恐怖の大王の正体は？
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こら
20
ノストラダムスの予言詩集を懐疑的に解説したもの。これを読むと、どうとでも解釈可能な詩集自体より、日本に本格的に彼を紹介した五島勉の天才的なホラの吹き方に感心する。
takao
2
ふむ2023/03/07
がんぞ
2
１９７３年祥伝社『ノストラダムの大予言』「公害問題や石油危機に揺れる世相に乗って、たちまち１００万超えベストセラー（最終的に２５０万突破）」、「１００％的中している予言を信じない訳にはいかない」お化け的には理屈は通用しない「’９９年にどのように滅びるかしか選択の余地はない」という救いの無さが泰平の時代に新鮮だったのか？実は著者はヘンリー・ロバーツの英語本以外資料がなく無知を創作で埋めた内容で／翌年『実説大予言』、’７９『大予言Ⅱ』、８１『大予言Ⅲ』、８２『大予言Ⅳ』、８６『大予言Ⅴ』…／便乗本も大いに出て2017/12/31
Sensyuraku
1
国内外問わず予言解読者でソ連崩壊を解釈できたのソ連大嫌いな人一人だけってのスゴイ。大量のノストラダムス本が日本に大衆レベルで終末思想を広め、それがオウムの一端になってるのでは？という意見は納得。アナグラム・読み替えは陰謀論の華だよね！2018/02/18
kama
1
★★★ 力作。本当に高橋克彦氏には怒っているんですね。彼のＳＦ作品の感想も聞いてみたい。しりあがり寿氏のノストラダムスがチャーミング。2013/09/20
