読んだふり―書評百片

読んだふり―書評百片

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  • サイズ B6判/ページ数 246p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784896913002
  • NDC分類 019
  • Cコード C0095

内容説明

只者ではない書評芸の見本帖!渡辺淳一をカリカリさせ、関川夏央をうならせた「言い得て妙」の書評111本。

目次

1 喜の章(豊富な出典ちりばめ言葉の行間取り出す―長田弘著『われらの星からの贈物』;九三年夏の政変を渦中の政治家が記録―田中秀征著『さきがけと政権交代』 ほか)
2 怒の章(出版の同業者に注ぐ厳しさと温かさ―山本夏彦著『私の岩波物語』;転変にどう即したか 政治学の記述たどる―大岳秀夫著『戦後政治と政治学』 ほか)
3 哀の章(二十年を共にした「一途な思い」の物語―星川清司著『利休』;「生と死」思いのたけつづった一看護婦―宮内美沙子著『患者にまなぶ』 ほか)
4 楽の章(十九世紀の女性蔑視 絵画や文献から解読―ブラム・ダイクストラ著『倒錯の偶像』;啓示・確認・励まし…音楽家が語る作品論―ピエール・ブーレーズ著『クレーの絵と音楽』 ほか)