東京現代建築ほめ殺し

東京現代建築ほめ殺し

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  • サイズ B6判/ページ数 269p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784896912548
  • NDC分類 523.136
  • Cコード C0052

内容説明

建築界のオキテを破る明快で痛快な建築案内。一度酔えば即ち東京を論じて止まるところを知らない正体不明の「建築三酔人」。その問答には、建築界に横行する難解な用語も、仲間ぼめの談合体質もいっさいナシ。東京の街にエラソーに建つ現代建築の数々を、あるときは笑いのめし、あるときはほめ殺し、またあるときは都市論への広げのなかできっちり裁断する。

目次

第1部 「水辺の建築」篇―大川端から臨海副都心へ
第2部 現代建築の「巨匠」―丹下健三篇
第3部 日本建築学会賞受賞作品篇
第4部 バブル・山の手篇―外国人建築家の楽園
第5部 建築の行く末

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夜長月🌙

71
日本の建築文化の大きな問題点の一つは街並みを考慮しない孤立した建築が多いことです。例えば、浅草のウンコビル(原文のまま)を孤立させるのではなく周りに建てるビルにも巨大オブジェを次々と置いたなら一躍世界の観光地になったでしょう。日本の建築家で巨匠と呼べるのは丹下健三ただ一人でその凄さはとにかく見たら「ふ~ん」とか「ああ」ではなく人々に「おー!」と声をあげさせる力があることです。2020/05/03

Kazuo Ebihara

2
東京。 戦後の復興期、続く高度成長期において、 新しい都市づくり、街づくりが行なわれ、様々な建物が作られてきました。 本書では、初期のウォーターフロント開発、 巨匠丹下健三の多くの作品、 日本建築学会賞を受賞した建物の変遷、 山の手地区開発を先導した代官山ヒルサイドテラスと表参道フロム1stなどなど。 覆面業界人3人が建築業界の裏話を交えて奔放に語り合っています。 古き街を訪ねるのもいいですが、 生まれ変わった街を見るのは一層ワクワクするものです。 今日が自宅療養の最終日、早く街歩きしたいなぁ。2023/01/19

はにゅ

0
「あのビル、おかしいんじゃね?」って思いません?建物に住まわされている現状を爽やかに笑い飛ばす快著。2007/03/20

usausa

0
13年前の本ですが、久しぶりに読んでみました。ディベロッパー、設計、施工、行政のつながりが単体の建築ではなく都市空間を作って欲しいと考えさせられるばかりです。バブル崩壊後の再開発の建築に関しても書かれている新版があるらしいので読んでみたいと思います。2010/07/08

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