内容説明
虫屋は奇人か。養老孟司・奥本大三郎・池田清彦という自他ともに認める稀代の虫狂い=「虫屋」。その三人が、虫を愛で、虫を追い、虫を蒐め、虫を食らう―。虫を視るようにヒトを見つめ、現代文明社会を論じながら蝶やクワガタに思いを馳せた、三賢人昆虫問答。
目次
第1部 虫との遭遇
第2部 自然と虫屋の関係
第3部 虫採りの迷宮
第4部 「虫屋」の正体
第5部 昆虫のストラテジー
第6部 虫屋の来し方、行く末
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
再び読書
12
まったくの虫マニア向けの本です。昔買っていて読んでいなかったが、「バカの壁」を読んだ後で、この本にも養老氏が共著になっている。虫好きなら、おもしろおかしく読めますが、好きでない人にはとともお奨めできない本です。これ以上は敢えて書きません。2013/07/29
BIDDULPH
2
ブータン人の男性は非常に立派な顔をしている。正しい生活があるんじゃないか・・・虫捕りをしながら、いろいろな問題を世界レベルの視野で放言。これが面白い!2011/09/06
まふ
0
ムシ集めの専門家の鼎談集。本当にムシの好きな連中である。だから話が面白い。とくに奥本、池田氏の掛け合いが圧巻。養老氏はわざとか知らないが、時々二人に話を任せている。あるいは、二人の話についていけないのか。とにかく二人はよく知っている。世界中のムシ屋のこと、ムシの事、それは見事なものである。とにかく楽しい本でした。2004/09/25