感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
fusarian
14
盲導犬の生涯を綴ったドキュメンタリー。今まで接点のなかった盲導犬の世界にどっぷり浸った。この生涯が平坦な訳もなく、悲しい別れも覚悟のうえで読む。人の優しさや人生、盲導犬の賢さや運命が折り重なる。中盤ですでに目頭が熱くなったが、温かい気持ちで最後まで読み通せた。盲導犬の希望者数に対して盲導犬の数が足りていない状況や、育成環境整備が行き届いていない現実を読んでいるとき、ふとロボットが頭をよぎった。しかし、単なる歩行補助だけではない、盲導犬との生活にあるかけがえのない時間があることをこの本は教えてくれた。2023/08/01
YVI
4
以前読んだ馳星周『少年と犬』の多聞に近い印象を持った。こんなに賢く、人と心を通わせ、人のために役立った犬が実在したんだなあと、しみじみ思った。文章と共に沢山の写真がずっと一匹の犬生を身近から伝え続けていて、まるまるドキュメンタリーのようだった。2021/09/11
あゆみ
0
★★★★☆ 学生時代、辞書を使わずに英文が読みたいと思って購入。ワードリストもあり、使用する単語が限定され段階別にやさしく書き改められている。英語の単語力や速読力を高めるのにとても役立った!簡単に書き改められた英文から、スペイン語文に訳して作文するという勉強にも利用。
つづる
0
話の結末はタイトルから予想できていたので途中から読み進めるのが辛かった。クイールと仁井さん家族が再開したときはうれしかったけれど、最後はやっぱりとても悲しかった。2014/01/25
英語多読 in 東北
0
4896841749 YL:4.5-5.5 11040 words evaluation☆☆☆ 2006出版 ラダーシリーズにしては短時間で読めた。素材が素晴らしい。使われている単語は相変わらずイギリスGRと違って難しい。英GRのような基本語彙で言い換えてあれば、もっと短い時間でよりスムーズに読むことができた。ラダーシリーズは英文の構造、流れ方も英GRとは違う印象。冒頭の人物紹介は素晴らしい。人物、職業、特徴などが書かれている。英GRでは特徴は書いてない。登場人物、人柄が頭の中でイメージしやすい。2013/05/02