内容説明
ＵＭＬは、ソフトウェア開発のライフサイクルから企業や事業分野のビジネスモデリングに至るまで適用されようとしている。今日では、オブジェクト指向の設計も単なる小規模な業務プロジェクトからサーバサイドの大規模なプロジェクトまで利用され、ソフトウェア設計者にとってＵＭＬの導入は、必須のものとなってきている。しかし、ＵＭＬを使いこなすには表記法であるがゆえに、導入をためらう人やつまずく人など最初の取っ掛かりが重要になる。本書は、このような壁を少しでも取り払うことができたらと考えて構成している。ＵＭＬとは何かをテーマにオブジェクト指向やＪａｖａプログラミングの初級者を対象に、ＵＭＬのモデリングと実装ベースでのＪａｖａとの関係やＵＭＬツール（本書では、株式会社永和システムマネジメントが開発提供しているＪｕｄｅ竹を使用）の使用方法を具体的に示している。
目次
１ ＵＭＬとは？
２ ユースケース図
３ クラス図
４ 相互作用図
５ 状態図
６ その他の図
７ まとめ
８ インストールと設定
著者等紹介
永嶋浩［ナガシマヒロシ］
静岡大学大学院工学研究科情報工学専攻修了。電気メーカ等にてＰＢＸ、マイコン計測通信制御システムのハード／ソフト開発に従事。コンピュータ専門学校理事等を経てテクニカルライターとして独立する。現在システムコンサルティングのかたわらＩＴ技術の普及を図るためコンピュータ関連の翻訳・執筆を行う。専門はデジタル信号処理、ネットワークからＷｅｂアプリケーション開発分野に至るまで広範囲である
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