内容説明
本書はアメリカのディジタル・メディアをめぐる覇権競争の物語である。アナログからディジタルへ、情報メディアの変革は巨大な地殻変動を世界にもたらすであろう。現在、その最先端を走っているのがアメリカである。ゴア副大統領が「情報ハイウエー構想」をぶちあげて以来、アメリカの巨大メディア企業群は大挙して「ディジタル・マーケット」に進撃を開始した。この巨万の富が約束された市場を掌握し、電脳空間の頂点に立つ者はいったい誰なのか。そのヒントは本書の中にある。
目次
第1部 ハイウェーのつながるところ(乗り込める戦雲;偶然から生まれた創世記;帽子のなかのウサギ)
第2部 富める者の王国(インターネット再考;巨大な実験;相手が誰でも叩きつぶせ ほか)
第3部 すばらしい世界(個人の豊かさと社会の富;グローバルな挑戦;持てる者と持たざる者)