内容説明
まいあさ、ぼくはパパとゲームをした。それは、ぼくたちおきまりのノックノック・ゲーム。でもあるときから、パパはノックノック・ゲームをしにきてくれなくなって―2014年ボストングローブ・ホーンブック賞オナー、コレッタ・スコット・キング賞受賞作。
著者等紹介
ビーティー,ダニエル[ビーティー,ダニエル] [Beaty,Daniel]
オハイオ州に生まれる。多彩な才能をいかし、作家、教育者、俳優、歌手としてさまざまな分野で、世界的に活躍している
コリアー,ブライアン[コリアー,ブライアン] [Collier,Bryan]
メリーランド州で育ち、15歳で絵を描き始める。水彩とコラージュを用いたイラストは高い評価を得ている
さくまゆみこ[サクマユミコ]
東京都に生まれる。編集者、翻訳家。現在、青山学院女子短期大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
小夜風
40
【図書館】父親がいきなり不在になってしまう理由はいろいろあるかと思いますが、あとがきを読んで絶句……パパ、何したのかな。うちも父親ほぼ不在ですが、長男がひげそりを欲しいと言った時に、やっぱり男の子には父親でないと教えられない判らないことがあるものだなって感じました。2015/10/18
山田太郎
32
いなくなった背景がよくわからず自分のこういう知識のなさが悲しくなります。娘にきちんと話して聞かせられるようになりたいと思いました。難しいものだと思いつつ。2019/04/01
刹那
27
幼い男の子が、突然何らかの理由で父親をなくす。それがその子にとって、すごく大きな事件なのは間違いない。一緒にしたいこともたくさんあっただろうし、教えてほしいこともたくさんあっただろう。でも、乗り越えていけるんだ。人間は強い。2015/12/13
たまきら
23
娘とオトンで読み始め、聞きながらご飯を作りました。オトンに読んでもらってよかった。これは父親が読むと感動指数倍増。私のアフリカ系アメリカ人の友人の多くも父親の存在を知りません。でも、仕事中毒だった父親を持つ私にはノックノックのゲームすらありませんでした。今も父との関係には苦労しています。義父母の方が話しやすいぐらい。ですから、娘にはこういう思いをさせたくないです。絵も素晴らしい。著者のパフォーマンスも見たいな、と思いました。だんなさんも感動。息子さんのいる方、ぜひお父様に読んでもらってほしいです。2015/12/12
Naomi
20
これも、ゆるり絵本会(テーマ「おとうさん」)で紹介された絵本。深くて、希望が込められている内容。ちょっと重くて、中学での読み聞かせも止めました。読み聞かせ仲間に読んだら、しんみり、「ラストの絵にも意味があるんだろうね」って。「描かれているのが黒人だし、子どもには馴染めない内容かもね」って。朝(読み聞かせタイム)に選ぶには、重すぎる絵本だと感じた。2016/05/26