出版社内容情報
デボラ・マルセロ[デボラマルセロ]
著・文・その他/イラスト
なかがわ ちひろ[ナカガワチヒロ]
翻訳
内容説明
ルウェリンはいろんなものをびんにいれてあつめていました。きんぽうげのはな、とりのはね、ハートのかたちのこいし…。
著者等紹介
マルセロ,デボラ[マルセロ,デボラ] [Marcero,Deborah]
アメリカの絵本作家。ミシガン大学でデッサン、写真、版画を学んだ後、シカゴ芸術大学で詩を学び、修士号を取得した。その後、シカゴの公立学校で教師として子どもたちと関わるうちに、子どものための本の作家になることを決意したという。ミシガン州在住
なかがわちひろ[ナカガワチヒロ]
中川千尋。子どものための本の作家、翻訳家。『かりんちゃんと十五人のおひなさま』(偕成社)で野間児童文芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
93
絵本。ルウェリンはいろんなものをびんに入れて集める。後でびんを見ると、きれいな景色や楽しかったことがおもいだせるから。ある時ルウェリンはエブリンと出会い、いっしょにびんを集めるようになる。ふゆの楽しみや春のびっくりやわくわくなど、形の無いものも二人はびんにあつめていく。ところがエブリンが遠くにひっこすことが決まり、レウェリンは去っていく。ルウェリンは最初落ち込んだけれど、2人はお互いに素敵なものを詰め込んだびんを送り合う。また秋が来て、新しい出会いがある▽マックスとも楽しい思い出が作れるといいな2023/03/19
がらくたどん
67
主人公はルウェリン。ウサギに見えるけどウサギとはかかれていない。だからただのルウェリン。いろいろ集めて瓶に入れるのが好き。後から覗くときれいな景色や楽しさを思い出せるから。友達が出来て一緒に過ごしたたくさんの思い出を二人で瓶の中へ。入るはずないものまで二人の瓶には入るみたい。冬の楽しみ。春のワクワク。何を入れたかな?でもある日友達は引っ越して行き。寂しい夜に満天の星を見て友達にも見せたいなと思ったルウェリンが閃いた名案は?毎日の暮らしの中から後で覗いたら嬉しくなるような一コマを見つける楽しさに気づく絵本♪2023/02/05
anne@灯れ松明の火
30
隣市分館新着棚。表紙に惹かれて。ルウェリンは、気に入ったものをびんに入れて集めている。それは物だけでなく、虹や波の音まで。ふたを開けると、入れた時のことを思い出せるのだ。その楽しみを共有し、親友になったエブリン。ところがある日……。絵は、少し漫画チックで、立体感があまりないのだけど、オリジナリティがあるし、色鮮やかで、美しい。終わりの袖に、「びんから だしてごらん」が9月刊行予定とある。検索したら、蔵書にあったので、即予約♪ 楽しみ! 訳は なかがわちひろさん。2022/11/13
しぃ
24
すき。でも大人の方が好きそうな絵本。びんに入れておきたいくらいの思い出と郷愁。絵もとても良い。素敵。2023/08/31
ケ・セラ・セラ
23
ウサギのキャラクターも可愛いし、抑えめの色の絵がとても美しく綺麗。びんに集めて、あとでその時のことを思い出すって素敵ですよね。風や音や形のないものまで、楽しい思い出を誰かと共有できるというのも素敵です。大切な友だちとの別れはあっても終わりではなく、そしてまた新しい出会いもある。子どもの頃はささやかなものをいろいろ拾っては持ち帰っていた気がします。最近はスマホで撮って満足しちゃうって、ちょっともったいないですね。2023/09/21
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