内容説明
本書では、文字コードの国際化の歴史を概観しつつ、まず文字コードとは何であるかについて、コンピュータ上での日常的な文字処理に基づき、だれにでもわかると同時に理論的な基礎のしっかりした操作的定義を与える。これにより、いたずらに観念的、比較文化論的なディペートに陥ることなくユニコードの問題点を明らかにした。
目次
第1章 文字と文字コード
第2章 文字コードの歴史
第3章 文書と言語そして文字コード
第4章 文書処理の厳しさ
第5章 文字コードはどうあるべきか?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
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#感想歌 文字コード文字フォントにね文字処理を合わせて議論しないと逸れる。p.s.太田さんは、インタネット関連のさまざまなコミュニティで、オピニオンリーダとして活躍されていた方です。その説は、一つの見識を表しており、役立つ情報がいろいろ掲載されています。文字コードの議論は、いくつかの視点に分割できます。例えば、文字コードそのものの議論と、複数の文字コードをどう共存させて扱うかという処理の問題と、文字コードをどうやって実装するかという問題と、文字フォントの問題という具合です。2017/10/01