内容説明
日本にタクシーが生まれてから100年あまり。この間、鉄道網の発達、戦争、モータリゼーションの進展など、さまざまな波に洗われながらタクシー事業は拡大してきた。著者の自動車史研究の原点であるタクシーの歴史をたどり、貴重な写真と豊富な資料によって検証した記念碑的成果。
目次
世界最初のタクシーとハイヤー
明治末年当時のわが国の自動車事情
当時の貸切自動車業者と運送料金
タクシー自動車株式会社の設立
運転手の重大事故と裁判
タクシー自動車株式会社の関西地方進出
運転手になるまで
東京駅開業と馬車、人力車、タクシー業者
タクシー運転手の実態
全国2番目のタクシー会社、京都に設立される〔ほか〕
著者等紹介
佐々木烈[ササキイサオ]
昭和4年(1929年)3月新潟県佐渡郡佐和田町に生まれる。旧制府立第七中学校中退、慶應外国語学校英語科卒業。佐々木梱包興業自営、解散後、国際自動車株式会社入社。国際ハイヤー株式会社を経て、平成元年定年退社後、日本の自動車史研究に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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