内容説明
SKYACTIV‐Gは、4‐2‐1排気システム、マルチホールインジェクター、キャビティ付ピストンなどの採用により、高圧縮比13.0を実現した高効率ガソリンエンジンとして開発された。SKYACTIV‐Dは、マルチホールピエゾインジェクター、独自のエッグシェイプピストンなどの様々な技術開発より、低圧縮比14.0を実現したディーゼルエンジンである。本書は、これらのエンジンがいかにして誕生したのかを、関係者の証言をもとに解説する。
目次
序章 はじめに―SKYACTIV登場
第1章 SKYACTIV総論(人見光夫の言葉)―「効率の追求」と「7つの因子」
第2章 SKYACTIVへの手掛かり―ダウンサイジングとは異なる道
第3章 SKYACTIV‐G1―ガソリンエンジン技術
第4章 SKYACTIV‐G2―制御技術
第5章 SKYACTIV‐G3―開発プロセスと生産の変革
第6章 SKYACTIV‐G4―CAEの活用
第7章 アイドリングストップ技術i‐stop―バッテリーマネージメントシステム
第8章 減速エネルギー回生システムi‐ELOOP―キャパシターで実現
第9章 SKYACTIV‐D1―エンジン技術
第10章 SKYACTIV‐D2―電子制御システム
終章 人見光夫の言葉―マツダ技報巻頭言抜粋
著者等紹介
御堀直嗣[ミホリナオツグ]
1955年東京生まれ。玉川大学工学部機械工学科(流体工学研究室)卒業。1978年から1979年にかけてFL500レースに参戦。1980年からのFJ1600レースでは、1981年に優勝経験がある。1984年よりフリーランスライターとなる。自動車の技術を分かりやすく解説することに定評があり、読売新聞「@CARS」にてインプレッションを担当、読売新聞夕刊では、読者からの質問の回答者も務める。現在、日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。日本EVクラブ副代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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