目次
エンジンはなぜ生まれたか
胎動期の傑作、ニューコメンの蒸気エンジン
模型から生まれたワットの蒸気エンジン
内燃機関はいかにして生まれたか
オットーの心
オットーエンジン完成の真相
ピストンとシリンダーの問題
エンジンの寿命とシリンダー
もう一人の天才、サジ・カルノー
カルノーの夢、断熱エンジン〔ほか〕
著者等紹介
鈴木孝[スズキタカシ]
昭和3年長野市生まれ。昭和27年東北大学工学部卒業、日野自動車工業入社。以後、エンジンの設計、開発に従事。コンテッサ900、1300及びヒノプロト用ガソリンエンジン、日野レンジャー、赤いエンジンシリーズ等のディーゼルエンジンの設計主任を歴任。平成3年同社副社長、平成9年同社退社。SAE Fellow、ASME特別永年会員、I Mech.E.Fellow、V.S.J.名誉会員、工学博士
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感想・レビュー
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げんげん
2
エンジンの発明と変遷、現代までの開発の流れを技術史と実験データ、理論を用いながら技術者目線で説明していく本。かなりマニアック。。。いや、学術的な本。どこかの大学の教科書でも十分に使えそう。 最近、同著をわかりやすく、最新情報を含めた改訂版が出ているようなので、読むならそちらがいいのかな。2014/02/12
driver1988
0
私は驚いた。なにがってホイヘンスがすべてのスタートになっているからだ。ほかのエンジンの進歩云々とか、ディーゼルの煙を見て着想を得た云々という話も興味深いのだが、なによりホイヘンスを取り上げているのが興味深いのである。ホイヘンスはいわば「宝石の原石」を発見したのである。もちろん磨かなければ宝石にはならない。その後の発展があってはじめて宝石になり得たのである。我々の周りにも原石があるはずなのだが・・・2010/11/21
qwel21
0
蒸気からハイブリッドまで。エンジンの歴史を一気読み。2008/02/05