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内容説明
いまや若者の古典ともいうべきバスケマンガ、『スラムダンク』。その主人公桜木花道のプレーは、なぜどんどんよくなるのか?それは、けっしてなれ合うことのない仲間たちへの信頼に支えられているからではないのか?そして真の友情とは?本書は、他者ともうまく繋がることができない若者が増えているといわれているこの時代に、気鋭の教育学者が、誰にもどうしても伝えたいと願って熱く語った、まっすぐな“友情論”である。
目次
1 張り合いのないヤツが相手じゃ、力だって出せない!(力は相手次第で出方が変わる;「クリエイティブな関係」へのジョーダンのこだわり ほか)
2 桜木花道は「アイデンティティ」を獲得する天才だ!(「アイデンティティ」とはどういうものか?;「アイデンティティ」という言葉をマスターする ほか)
3 クリエイティブな関係は向上心を刺激し合う(志を同じくする仲間が生む力;ビートルズのクリエイティブな関係 ほか)
4 あこがれにあこがれるということ(「偏愛マップ」で自分がわかる;「あこがれ」を伝染させる坂口安吾の力 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しのさー
6
☆3 スラムダンクが大好きでくり返し何回も読んで泣く。 この本で何か新しい発見ができればいいなと思い読んだ。 スラムダンク以外のマンガや映画、本、彫刻家なども多く紹介されている。 思ったよりスラムダンクの内容が少なくて寂しかったが、自分では気づけなかった箇所も解説されてて新鮮。 スラムダンク最高!2020/08/14
HIRONORI.UCHIDA
6
最近よくある「○○分析本」←○にはマンガ名 の最初のほうのものではないかなといった印象で読み始めたけども、アイデンティティの話だったり、人との関係性だったりと心理学的な要素や著者の持論を展開しつつの話で読みやすかったなと思う。でも、たまに関係ない話もあったりで読み飛ばしもした。 この作品の中にある「クリエイティブな関係」を築くことの必要性については参考になると思う。また、「非クリエイティブな関係」についても今後の接し方も含めて参考にはなったかなと思う。2012/09/12
ロロノア元気
1
スラムダンクに限らず、色んな物語からの自分を高めるクリエイティブな関係について紹介している。実際なかなかマンガのようなクリエイティブな関係は少ない。しかしそんな非クリエイティブな関係を自らが積極的にクリエイティブな関係にしていくことこそが一番大切だと思った。2016/02/03