フードツーリズムのすすめ - スローライフを楽しむために

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  • サイズ B6判/ページ数 178p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784894792807
  • NDC分類 689
  • Cコード C0060

出版社内容情報

「おいしい」そのひと言から フードツーリズムははじまる!  

フードツーリズムは「食」に関わる「歩く」、「見る」、「聞く」、「食べる」、「体験する」の総合的な観光の形態といえる。(本書「はじめに」より)  

衣・食・住は私たちの暮らしに欠かせません。とりわけ「食」は、生きていくために必要不可欠なものであり、一方で好奇心をかきたてる娯楽でもあります。世界を見わたすと、その土地ならではの食文化が、ここかしこで息づいています。人々はそこでしか味わえない「おいしい」を求めて足を運びます。 そう、「おいしい」には、人が集まるのです。  
本書ではフードツーリズムやフードシステムの基本的な考え方、安心安全な食材として有機農産物について、そして著者が実際に見て聞いて味わった世界のフードツーリズムを紹介しています。その土地の歴史、脈々と受け継がれる文化、そこに暮らす人々となど、「おいしい」を取り巻く環境にふれあえるフードツーリズムはいま、まちづくりの視点からも注目を浴びています。  
人を元気にするまちづくりや地域活性化のヒントとなる一冊です。

1章 フードシステムとフードツーリズムのフレームワーク
2章 オーガニックのフードシステムとツーリズム
 01 オーガニックの歴史的背景と有機認証制度/02有機農業による農産物生産とその特徴/03有機農産物のフードシステムとその特徴
3章 農産物直売所のフードシステムとツーリズム
 01食の安心安全と新しいフードシステムとしての日本農産物直売所/02有機農産物のマーケットと食の光景─欧米の事例と日本への応用─
4章 欧米のフードツーリズム
 01フランスにおけるワイン文化の成熟とワインツーリズム/02フランスにおけるチーズのフードツーリズム/03ベルギーのビールの村におけるフードツーリズム/04ワシントンで流行りのオーガニックレストラン「ノラ」
5章 日本のフードツーリズム
 01日本におけるワンツーリズムの発展とフードツーリズムへの可能性/02そばのブランド化とフードツーリズム/03日本における食文化の地域差とそのフードツーリズムの可能性
6章 アジアのフードツーリズム
 01韓国・全羅北道完州郡安徳里におけるキムチづくりのフードツーリズム/02バンコク郊外におけるルーラルツーリズムとフードツーリズムのコラボレーション/03モンゴルにおけるゲルキャンプツーリズムとフードツーリズムのコラボレーション

菊地 俊夫[キクチ トシオ]
首都大学東京都市環境科学研究科教授。理学博士。筑波大学大学院博士課程地球科学研究科修了後、群馬大学教育学部助教授、東京都立大学理学部助教授を経て、現職。 専門は農業・農村地理学、観光地理学、自然ツーリズム学。大学と大学院では、農業・農村の持続性や農村空間の商品化、およびフードツーリズムや環境資源の適正利用などの研究と教育を行う。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Humbaba

5
美味しいものを食べるのは幸せなことである。そのような美味しいものを只食べるだけではなくて、どのように作られているかを知ることができればその味わいはより一層深まってくれる。だからこそ、そお様な体験を提供してくれる場所へは人が集まってくるようになる。2017/09/18

skr-shower

2
他地区図書館本。各地の道の駅でご当地名産品購入もそう?2019/12/14

おみそそ

0
週末に滋賀の田舎に野菜を買いに遠出するのもフードツーリズムなんだなあ〜。個人的に気になったのはモンゴルのゲルキャンプとタイのルーラルツーリズム。モンゴル人の赤い食、白い食という考え方。行ってみたい。2017/03/10

ももみん

0
おいしいに人は集まる!は本当にその通り。2017/02/04

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