目次
空はなぜ青いのか?
「ものの見方」と意味
プロトタイプ
抽象化とスキーマ
イメージ・スキーマ
意味のネットワーク
メタファー
メトニミー
概念メタファー
方向性のメタファー―「上下」のメタファー
「色」とことば
構文と意味
ことばのダイナミズム
ことば、文化、普遍性
著者等紹介
谷口一美[タニグチカズミ]
大阪教育大学教育学部助教授(専門、認知言語学)。1969年生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
めんま
19
初学者向けの認知言語学の入門書。基本的な言語の捉え方と基礎的な概念を平易にまとめている。認知言語学の長所は、直観的に理解しやすいところであり、言語学に親しみの無い人でも学問的な言語分析の一端に触れられる点で良書である。2021/04/29
山のトンネル
6
認知言語学の入門書としてわかりやすくまとまった1冊。本を読む人ならこの分野の本は面白いと感じるのかなと思うが、いかに。2023/04/13
ああああ
3
スキーマは一種の「文法規則」のようにも見える。ある用法についての共通性を取り出し、それに合うものを認可しているからである。しかし「文法規則」とスキーマが異なっているのは、まさにそのダイナミズムにある。規則は一般になかなか変わらないが、スキーマは、逸脱した事例が次第に定着するのに伴い変更される、柔軟なものである。106 ある用法が頻繁に用いられるようになったがために、本来の機能を失い、また別の新たな機能を獲得するという現象も現れる。107→ ことばの儀礼化2023/09/04
イサオ
2
認知言語学の入門書ですね。2016/03/03
相生
2
ゼミ用。どの本もこれくらいわかりやすければナ。と思う。認知言語学を専門にするわけじゃないけど面白い分野だと思った。2015/07/05