出版社内容情報
本書は、何か別のプログラミング言語を知っている人がC++を学ぶ時に共通に抱く疑問、「なぜそうするのか」と言うことを、丁寧に説明しています。せっかちな人は、すぐに「どうやって」というやり方を知りたくなるようですが、確実な基礎知識が無ければ実世界のさまざまな問題に直面したときに立ち往生してしまいます。もちろん、本書は中級者の方には、いろいろな視点からの問題解決の応用力が身に付くように構成してあります。C++の基本哲学とテクニックを、詳しく具体的なコードを使って解説しています。そうすることで単に動くコードを書くのではなく、C++らしいコードを書けるようになります。また、オブジェクト指向プログラミングとStandardTemplateLibraryによるジェネリックなプログラミングが理解できるようになります。
目次
第1部 動機(なぜ私はC++を使うのか;私はなぜC++を使うか ほか)
第2部 クラスと継承(クラス製作者のためのチェックリスト;代理クラス ほか)
第3部 テンプレート(コンテナクラスのデザイン;コンテナの要素にアクセスする ほか)
第4部 ライブラリ(普段使うライブラリ;ライブラリ・インターフェース・デザインのオブジェクト型レッスン ほか)
第5部 テクニック(跡を残すクラス;オブジェクトのまとめ置き ほか)
第6部 最後に(複雑から簡単へ;Hello Worldと言った後に何をするか)
著者等紹介
小林健一郎[コバヤシケンイチロウ]
1983年東京大学理学部物理学科卒業。1988年東京大学大学院理学系研究科終了。仁科記念財団研究員(ハーバード大学)、フンボルト財団研究員(ミュンヘン大学)、東京大学原子核研究所研究員などを経て、現在、静岡産業大学国際情報学部助教授、理学博士(物理学)。専門、情報科学、素粒子論
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