内容説明
リアルタイムJava仕様(RTSJ)を作成したエキスパートグループの中心メンバーにより執筆されている。Javaによるリアルタイム・システム開発の入門書として、リアルタイム・システムの開発経験のない読者にも配慮した内容。スケジューリング、非同期制御転送(ATC)、タイマ、非ヒープメモリ、ガーベッジコレクション、性能とのトレードオフ、プログラミング構造などの主要なテーマを包括している。
目次
リアルタイムJavaの概観
Javaバーチャルマシンのアーキテクチャ
ハードウェアアーキテクチャ
ガーベッジコレクション
優先度に基づくスケジューリング
デッドラインスケジューリング
レートモノトニック法
リアルタイムJavaプラットフォーム入門
閉包
高精度時間〔ほか〕
著者等紹介
ディブル,ピーター・C.[ディブル,ピーターC.][Dibble,Peter C.]
リアルタイムJava仕様の策定メンバーで、Microware Systems Corporation社において組込みシステム用Javaプラットフォームの開発に従事、また商用RTOS用のパーソナルJavaテクノロジを立ち上げた。リアルタイムシステムのソフトウエア開発に10年以上の経験をもつ
音川英之[オトカワヒデユキ]
1991年大阪大学基礎工学部情報工学科卒業。現在シャープ株式会社技術本部システム開発センター勤務。組込みシステムのプラットフォームおよびミドルウェア技術の研究開発に従事。Java2 Platform,Micro Edition関連のJCPのエキスパートグループに参加
白川洋充[シラカワヒロミツ]
1963年大阪大学工学部通信工学科卒業。現在近畿大学理工学部情報学科教授
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